神秘の森で1泊して九州一の山頂から絶景を堪能!世界自然遺産の屋久島を満喫する1泊2日縦走トレッキングの観光モデルコース。 | 九州 屋久島・鹿児島 | おすすめ旅行プラン・モデルコース

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神秘の森で1泊して九州一の山頂から絶景を堪能!世界自然遺産の屋久島を満喫する1泊2日縦走トレッキングの観光モデルコース。

神秘の森で1泊して九州一の山頂から絶景を堪能!世界自然遺産の屋久島を満喫する1泊2日縦走トレッキングの観光モデルコース。

更新日:
2023年10月16日

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手つかずの大自然を存分に味わえる屋久島の森で1泊2日、白谷雲水峡から入って淀川登山口まで総距離24㎞の縦走コースをご紹介します。登山道は整備されているものの雨が多く降り、寝袋や2日分の食料等を備えた荷物を背負いながらの道のりは、決して簡単ではありません。しっかりと装備を整え、不安な方はガイドツアーも検討しましょう。また、路線バスは本数が少ないため、タクシーの利用が便利です。

1日目

1 白谷雲水峡

大自然に誘われて非日常の世界へ

白谷雲水峡

壮大な緑に映える白い渓流、その水が流れ落ちて作られる数々の滝、静けさに響く水の音。そこは正に非日常の世界の始まりです。ところどころ、流れる水の上を慎重に渡りながら屋久島の森を奥へと進んでいきましょう。次の苔むす森まではいくつかのコースに分かれており、体力と時間に余裕がある方は弥生杉コースや原生林コースといった樹齢1000年以上の立派な屋久杉をより楽しめる大回りコースを、先へ急ぎたい方は江戸時代に花崗岩で造られたという楠川歩道のコースを選べます。

【観光地・店舗】の基本情報
名称 白谷雲水峡
住所 鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦
電話番号 090-9615-8862(白谷雲水峡管理棟)
アクセス ・タクシーで/屋久島空港から約30分
・バスで/屋久島空港から屋久島交通バスで20分「宮之浦」バス停下車、乗り換えて約30分「白谷雲水峡」バス停下車、徒歩すぐ
料金など 山岳部環境保全協力金として、日帰り入山の場合1,000円、山中で宿泊予定の入山の場合2,000円
※白谷雲水峡(管理棟~辻峠区間)だけに入園する場合は、「森林環境整備推進協力金」高校生以上500円
平均滞在時間 1時間半~2時間
関連サイト レク森協議会 屋久島レク森協議会(ヤクスギランドと白谷雲水峡)のご案内

約1時間30分

2 苔むす森

人里離れた静かなる妖精の棲み処

苔むす森

まるで妖精に守られているかのようなこの森は映画「もののけ姫」の舞台となったことでも有名。大きな岩々や樹木が一面、鮮やかな黄緑や深い緑の苔に覆われて神秘的な雰囲気を醸し出しています。なんと600種類もの苔が生えているのだとか。その濃淡の織り成す美と潤いを肌で感じてみてください。苔は滑りやすいので、くれぐれも足元には注意しましょう。

【観光地・店舗】の基本情報
名称 苔むす森
住所 鹿児島県熊毛郡屋久島町楠川
電話番号 090-9615-8862(白谷雲水峡管理棟)
アクセス ・徒歩で/白谷雲水峡入口(管理棟)から約2時間
平均滞在時間 15分
関連サイト 屋久島レク森協議会「白谷雲水峡概要」

約30分

3 太鼓岩

壮大な自然を望むダイナミックな絶景ポイント

太鼓岩

山道を抜け、崖上の大きな岩にそろりと立てば、ここは柵も何もないダイナミックな展望台。1年を通して雨の多い屋久島ですが、遥か古代より形成されてきた生い茂る森を見渡すことができ、天気が良ければ宮之浦岳も望めます。苔むす森を進んで辻峠に出ると、この太鼓岩へと続く狭くて急な道があり、登山道の本線からは外れてぐるっと一回り、15分ほど上り下りすることになります。大きなリュックは本線の脇に置いておき、身軽になって向かうのがおすすめです。

【観光地・店舗】の基本情報
名称 太鼓岩
住所 鹿児島県熊毛郡屋久島町
電話番号 090-9615-8862(白谷雲水峡管理棟)
アクセス ・徒歩で/白谷雲水峡入口(管理棟)から約2時間30分
平均滞在時間 30分
関連サイト 白谷雲水峡(太鼓岩)| 鹿児島県観光サイト

約1時間

4 トロッコ道

どこまでも続く森林のトンネルを抜けて

トロッコ道

大正時代に敷かれ、かつては伐採された屋久杉を運んでいたトロッコ用線路は緑の木々に囲まれ、昔ながらの風情にあふれた空間。今日でも森林の管理等に時折使われているそうです。全長8㎞のうち、このモデルコースでは4㎞弱を歩くこととなり、延々と終わりが見えないほどに長く感じられますが、傾斜があまりなく軽快に進める道でもあります。途中でバイオトイレも設置されているので、休憩しながらトロッコ道の終点、本格的な登山道が再び始まる大株歩道入口を目指しましょう。

【観光地・店舗】の基本情報
名称 トロッコ道
アクセス ・タクシーで/屋久島空港から約50分「荒川登山口」下車、徒歩すぐ
平均滞在時間 1時間30分
関連サイト トロッコ道|鹿児島県観光サイト

(トロッコ道の終点から)約30分

5 ウィルソン株

ハートを仰ぐ一角を探そう

ウィルソン株

恋のパワースポットとして有名な屋久島のハート。うろうろと探し回っても、ポイントを知らなければ見つけるのは難しいかもしれません。実は、これは巨大な切り株の中から空を仰いだ際に見えるもの。推定樹齢2000年、胸高周囲13.8mもの「ウィルソン株」には人も入れる10畳ほどの大きな空洞があり、大自然の偉大さを体感できます。中に入って見上げながらハート型に見える一角を探しましょう。ヒントは入って右側。しゃがむとハート型がよりくっきりと見えるので試してみてください。

【観光地・店舗】の基本情報
名称 ウィルソン株
アクセス ・タクシーで/屋久島空港から約50分「荒川登山口」下車、徒歩3時間半
平均滞在時間 30分
関連サイト ウィルソン株 | 観光スポット | 【公式】鹿児島県観光サイト かごしまの旅

約1時間30分

6 縄文杉

大自然の威厳さえ感じられる屋久島最大の巨木

縄文杉

現時点、確認されている中で最も大きな屋久杉である縄文杉。胸高周囲16.4mでどっしりと長老のように構え、訪れる人を魅了します。樹齢は2170~7200年と諸説あり、定かではありませんが、眺めているとその歴史と大自然を生き抜いてきた貫禄のある立ち姿に圧倒されます。現在は登山者の安全面と縄文杉の保全のため、設けられた展望デッキから離れて見るのみとなっていて、近づいたり触ったりすることはできませんが、一帯を見渡せば不思議な形の木々も多くあるので、その周囲も一緒に楽しみましょう。

【観光地・店舗】の基本情報
名称 縄文杉
住所 鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦
アクセス ・タクシーで/屋久島空港から約50分「荒川登山口」下車、徒歩5時間
平均滞在時間 20分
関連サイト 縄文杉 | 観光スポット | 【公式】鹿児島県観光サイト かごしまの旅

約1時間30分

7 新高塚小屋

何もない小屋で味わう山中泊の醍醐味

新高塚小屋

屋久島の山中で宿泊するのに有人のサービス付き山小屋はありません。要所に設けられた無人の避難小屋で寝袋にくるまって雑魚寝するタイプが基本であり、この新高塚小屋もその一つです。外にはテントスペースもあり、多くの登山者がここで一夜を過ごします。外に設けられた木のテーブルでの食事は雰囲気も抜群。お手洗いや沢水の引かれている水場もあり、調理や飲料水としても利用可能です。もちろん電気はないので、山の基本、暗くなる前に到着して食事も済ませられるようにしてください。ヘッドライトも忘れずに持参しましょう。小屋の収容人数は40人程度なので、混雑が予想される連休等には早めに着いてスペースを確保するのが無難です。

【観光地・店舗】の基本情報
名称 新高塚小屋
アクセス ・タクシーで/屋久島空港から約50分「荒川登山口」下車、徒歩6時間~6時間半
営業期間・時間 年中無休
料金など 無料

2日目

8 新高塚小屋

6:00頃 出発!

約3時間30分

9 宮之浦岳(みやのうらだけ)

九州一高い山の頂から望む360度の大パノラマ

宮之浦岳(みやのうらだけ)

屋久杉の森とは異なる背の低い笹原を、開けた景色も楽しみながら根気よく登っていきましょう。九州地方の最高峰、標高1,936mまで登り切れば、そこには圧巻の眺望が待っています。360度に広がる大パノラマと達成感に感動もひとしお。近くにそびえる山々だけでなく、天気が良ければ海の向こうに種子島等の島々や九州本土の開聞岳(かいもんだけ)も望め、日本百名山の一つともされています。雨の多い屋久島ですが、たとえ真っ白の雲に覆われていても数十分後には晴れることもあるため、天気が悪くても希望を捨てず、待ってみるのも一手です。

【観光地・店舗】の基本情報
名称 宮之浦岳
住所 鹿児島県熊毛郡屋久島町中間
アクセス ・タクシーで/屋久島空港から約1時間10分「淀川登山口」下車、徒歩約5時間
平均滞在時間 45分
関連サイト 宮之浦岳 | 観光スポット | 【公式】鹿児島県観光サイト かごしまの旅

約1時間45分

10 投石平(なげしだいら)

巨大な岩々の上は絶好の休憩ポイント

投石平(なげしだいら)

宮之浦岳の周辺は、屋久島ならではの巨大な花崗岩がゴロゴロ。むき出しになった岩の合間を歩いて行くと、ひときわ大きく平な岩が並ぶ地点に到着します。黒味岳(くろみだけ)や投石岳(なげしだけ)の山々に囲まれ、見晴らしの良いこのスポットは開放感にあふれ、座って一休みするのにもぴったり。屋久島の猿、ヤクザルに会ったら食べ物に注意しましょう。

【観光地・店舗】の基本情報
名称 投石平
住所 鹿児島県熊毛郡屋久島町中間
アクセス ・タクシーで/屋久島空港から約1時間10分「淀川登山口」下車、徒歩約3時間半
平均滞在時間 30分

約1時間

11 花之江河(はなのえごう)

枯れた樹木も立ち並ぶ幻想的な湿原

花之江河(はなのえごう)

標高1,640m、日本最南端にある高層湿原。広大な湿原には清流が流れ、白く枯れた樹木が立ち並んでいて幻想的な風景が広がっています。珍しい高山植物やミズゴケ等、休憩がてら立ち止まって探してみてください。1泊2日の縦走ゴールまで残り4㎞。それまでの景観とは全く違う、まるで異空間にたどり着いたような感覚に陥る不思議なスポットです。

【観光地・店舗】の基本情報
名称 花之江河
住所 鹿児島県熊毛郡屋久島町平内
アクセス ・タクシーで/屋久島空港から約1時間10分「淀川登山口」下車、徒歩2時間半
平均滞在時間 20分
関連サイト 花之江河|屋久島町

約2時間15分

12 淀川登山口

15:00頃 到着! お疲れさまでした!

樹齢1000年以上の屋久杉や緑が美しい苔の森、巨岩だらけの大地に広大な湿原等、このコースは景観の変化にも富んでいます。珍しい植物の他、ヤクシカやヤクシマザルといった動物にも出会えるかもしれません。適度に休憩しながら、その独特な生態系を満喫しましょう。朝早くから時間配分に気をつけて明るいうちの行動を心がけてください。淀川登山口からはバス停が遠く、最終バスも早いため、タクシーを事前予約しておくのがおすすめです。

コースマップ

1日目

  • 1 白谷雲水峡
  • 2 苔むす森
  • 3 太鼓岩
  • 4 トロッコ道
  • 5 ウィルソン株
  • 6 縄文杉
  • 7 新高塚小屋

2日目

  • 8 新高塚小屋
  • 9 宮之浦岳(みやのうらだけ)
  • 10 投石平(なげしだいら)
  • 11 花之江河(はなのえごう)
  • 12 淀川登山口

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