初めての旭山動物園!人気の動物を訪ねるモデルコース | 北海道 旭川・層雲峡 | おすすめ旅行プラン・モデルコース

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初めての旭山動物園!人気の動物を訪ねるモデルコース

初めての旭山動物園!人気の動物を訪ねるモデルコース

更新日:
2023年10月11日

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北海道・旭川市にある「旭山動物園」は、日本最北端の動物園ながら2006年に年間入園者数300万人を突破。来園者数日本一に輝き、今や北海道を代表する観光地として不動の地位を築いています。動物の習性や能力を見せる動態展示が見どころで、ブームが落ち着いた近年も、年間約150万人が国内外から訪れます。旭山動物園が初めての方向けに、広い園内を効率よく巡るコースを紹介します。

旭山動物園モデルコース(前半)

1 入園ゲート(正門)

入園ゲートは、正門・西門・東門3つ

旭山動物園への入園ゲートは、正門・西門・東門の3つがあります。クルマで行く際は、無料駐車場がある正門・東門が便利です。バスを利用する場合は、バス停が近い西門を利用してください。正門・西門は「ととりの村」から、東門は「くもざる・かぴばら館」からスタートします。ここでは正門からのコースを紹介します。

【観光地・店舗】の基本情報
名称 旭川市 旭山動物園
住所 旭川市東旭川町倉沼
電話番号 0166-36-1104
アクセス 旭川駅前バスタッチの6番のりばから、旭川電気軌道のバス(旭山動物園線41・47番線)が約30分間隔で運行。
営業期間・時間 【夏期開園】
(4月下旬~10月15日) 午前9時30分~午後5時15分(最終入園/午後4時00分)
(10月16日~11月3日)午前9時30分~午後4時30分(最終入園/午後4時00分)
【夜の動物園】
(8月10日~8月16日)午前9時30分~午後9時00分(最終入園/午後8時00分)
【冬期開園】
(11月11日~4月7日)午前10時30分~午後3時30分(最終入園/午後3時00分)
【休園日】
11月4日~11月10日、12月30日~1月1日、4月上旬~下旬
料金など 大人(高校生以上)1,000円、中学生以下無料

平均滞在時間 3時間
関連サイト 旭川市旭山動物園

2 もぐもぐタイム

食事をする姿がかわいらしい

もぐもぐタイム

動物の生態などの説明を受けながら餌を与える様子を観察できる「もぐもぐタイム」は見逃せません。動物の体調などにより中止されることがあるので、必ずしもお目当ての動物が実施されているとは限りません。入園したらスケジュールを確認し、その時間に合わせてコースを設定しましょう。

3 ととりの村

動態展示はここから始まった!

ととりの村

正門から入園すると、最初に迎えてくれるのが「フラミンゴ舎」と「ととりの村」です。1997年に完成し、「動態展示の旭山動物園」の礎を作った施設です。全体が網に覆われた施設になりました。「フラミンゴ舎」は3種類のフラミンゴを展示しており、間近でフラミンゴたちが歩く姿や休んでいる姿、エサを食べている姿などが観察できます。「ととりの村」はハクチョウ、ガン、カモ類が過ごしています。初夏になると、たくさんのヒナを連れて泳いでいるカモ類が見られます。
※冬期開園中はご覧になれません。

4 ぺんぎん館

水中を飛ぶように泳ぐペンギンの躍動感

ぺんぎん館

次にある「ぺんぎん館」では4種類のペンギン、キングペンギン、ジェンツーペンギン、フンボルトペンギン、イワトビペンギンを飼育しています。館内に入ると360度見渡せる水中トンネルがあり、ペンギンが飛んでいるように泳ぐ姿を観察することができます。また、毎年雪が降り積もった時期には「ペンギンの散歩」が行われます。

5 あざらし館

マリンウェイを行き来する姿が大人気

あざらし館

「あざらし館」は北海道の小さな漁港をイメージして作られています。マリンウェイ(円柱水槽)の中を行き来する姿が話題となり、旭山動物園の人気を不動のものにしました。オホーツク海やベーリング海に生息しているゴマフアザラシと、ケガをして保護されたウミネコとオジロワシを同じ施設で飼育する「共生展示」が行われています。
アザラシは流氷に乗って北海道にやってきて、そのうえで出産や子育てをします。旭山動物園では、極寒の時期にプールを凍らせて人工的に流氷を作り、野生の姿を再現しています。氷に開いた穴から顔を出すアザラシは、とてもキュート!

6 きりん舎

キリンと同じ目線で

きりん舎

高低差を活かしてキリンと同じ目の高さから観察のできる貴重な施設です。アミメキリンが飼育され、長い舌を出して餌を食べる様子を間近に見れます。共生展示により、キリンの足元にはホロホロチョウが走り回っていますが、踏みつぶされることはないようです。

7 かば館

突然飛んでくるフンに気を付けて!

かば館

かば館には、カバが屋外と室内で交互に展示されています。屋外展示は、お客さんとの距離が近く、時折オシッコやウンチが飛んできます。ボランティアの案内係の方が「離れて!」と教えてくれますので、逃げ遅れないでくださいね。他の動物園で見るカバは、身動きせず汚れた水に浸かっていることが多いですが、屋内のプールでは、カバが水中で動き回る姿を見ることができます。めったに見れない足の裏も観察できますよ。かば館ではダチョウも飼育されています。

8 こども牧場・第2こども牧場

動物たちを身近に感じるミニ牧場

こども牧場・第2こども牧場

人と動物が触れ合える唯一の施設で、ペットと家畜を展示しています。こども牧場では、ウサギやモルモットに触れることで、体温や臭いを感じることができます。第二こども牧場は、ヤギやヒツジなどがいます。崖登りが得意なヤギの生態を活かして、高い場所に餌を設置するなど、知られざるポテンシャルの高さに驚かされます。

9 くもざる・かぴばら館

異なる二種類が仲良く同居

くもざる・かぴばら館

2種類の動物を混合・共生展示しています。上空はクモザル、水辺はカピバラのテリトリーで、陸上を共有しています。ともに中南米に生息する動物で、日中行動するクモザルに対し、カピバラは夜行性など、自然界でも棲み分けができています。クモザルは長い尻尾を器用に使って動き回ります。カピバラは世界最大のげっ歯類で泳ぎが得意です。水中から顔を出したときに便利なように鼻・目・耳が同一直線状に並んでいます。どちらの動物も寒さに弱いので、冬期間は室内で過ごしています。

10 チンパンジーの森

チンパンジーに感じる人間味

チンパンジーの森

高所で生活するチンパンジー。夏期開園中は屋外や「スカイブリッジ」などからチンパンジーの観察ができ、冬期開園中は屋内のみでチンパンジーを観察できる施設となっています。屋外放飼場では、さまざまな遊具を使って遊ぶ姿が見られ、チンパンジーの予想できない動きは必見です!また、4面ガラスの吹き抜け空間「スカイウェイ」ではチンパンジーがロープを伝って移動する姿を間近で観察できます。屋内放飼場では、ガラス一枚でしきられている施設です。今まで感じたことがない距離でチンパンジーを観察することができますよ。

11 さる山

たくさんの子ザルが元気に走り回る

さる山

ニホンザルを飼育しており、低位置から高位置までの色々な角度からニホンザルを観察することができます。野生のニホンザルは一日の半分以上をエサを探すのに時間を費やします。そのことから、エサを探す時間を伸ばすためにさまざまな工夫がされています。また、群れで生活しているニホンザルですが、足を止めてじっと観察すると個体同士の関係がわかってきます。2019年の夏期開園より、ニホンイノシシの共生展示が始まりました。どちらも日本の里山(北海道を除く)で、ごく当たり前に共存している動物です。今後は放飼場内での両者の距離感にも注目です。

12 北海道産動物舎

北海道の自然がここに集約

北海道産動物舎

北海道の大自然に育つ動物が集まった施設。キタキツネ、エゾタヌキ、エゾユキウサギ、エゾリスなどの哺乳類や、オオワシ、オジロワシ、エゾフクロウ、コノハズクなどの猛禽類、アカゲラやキジバトなどの鳥類が展示されています。また外来種として道内で増殖しているアライグマや、ハシブトガラス、ハシボソガラスなどの害獣と呼ばれる生き物も展示。人間が関わることで発生する動物の問題についても啓発しています。

13 てながざる館

とびぬけた運動神経に誰もがくぎ付けに!

てながざる館

シロテナガザルの運動神経やスピードを存分に観察できる施設です。施設の向かいに高さ14mの鉄塔があり、すさまじいスピードで腕わたりを繰り返します。数匹が追いかけっこをする様子は必見です。その様子を地上でウシ科のキョンが静観。生息地はそれぞれ東南アジア、中国・台湾と異なりますが、テリトリーが異なるため、共生が可能なのだそう。
※同居しているキョンは冬期開園中はご覧になれません。

14 オランウータン舎

高さ7mを渡り切るスリリングな光景

オランウータン舎

高所にポイントを置いた施設で、森で生活するオランウータンの姿を再現。室内展示場は高さ7mを誇り、ロープを使って動き回る様子を観察できます。また屋外に檻で囲まれた放飼場と、高さ17mの空中放飼場を設置。二つはロープでつながれており、もぐもぐタイムで移動する姿が披露されています。もちろん渡るか渡らないかはオランウータンの気分次第。必ず見られるショーではありませんので、ご了承ください。

15 シマフクロウ舎

自然界に約140羽しか生息しない絶滅危惧種

シマフクロウ舎

シマフクロウは、羽を広げると1mに達する世界最大の猛禽類です。生息環境を考え、倒木などを色々な場所に設置し、施設の中央部には、小川や池もあり、北海道の森林をイメージしました。
観察ホールからは、池を横から見られるようになっています。魚食性であるシマフクロウがニジマスを捕まえて食べる様子なども見られるかも…。

旭山動物園モデルコース(後半)

16 オオカミの森

「一匹狼」は間違い。群れを成して生活します

オオカミの森

北海道には明治時代くらいまで、エゾオオカミが生息していました。しかし家畜を襲うなどの理由から害獣とされ、開拓使によって賞金がかけられ、駆除によって絶滅してしまいました。その結果生態系が崩れ、捕食されていたエゾシカが増加。農作物が食べられたり、森の植物が食い荒らされたりして森林破壊が進むなど、更なる問題が発生しています。オオカミの森では、カプセルから顔を出して近くで迫力ある姿を観察できます。閉園を知らせる「蛍の光」が流れると、何故か全員で遠吠えを始めます。

17 エゾシカの森

夏毛と冬毛で異なる模様を観察

エゾシカの森

啓発を含めて作られたのが、オオカミの森・エゾシカの森です。共生は出来ませんが、オオカミの遠吠えを耳にすることで、エゾシカにも適度な緊張感が現れると言います。エゾシカの夏毛は茶褐色に白い点々の模様があり、シカの仲間でも特に美しいです。冬毛は白い点々の模様が消え、灰褐色になります。季節ごとの違いを楽しんでください。

18 レッサーパンダ舎

愛らしさナンバーワンの木登り名人

レッサーパンダ舎

施設は出窓タイプと、吊り橋を渡って通路を挟んだ向かいにある木に設置されたタイプの2種類。木に登ったり、絶妙なバランスを保って幹で寝たりと、かわいらしい姿を見ることができます。レッサーパンダには聞き手があり、餌などをつかむときは、必ず片方の腕しか使いません。細かな点に注意しながら観察すると、それぞれの個性が見えてきます。

19 ほっきょくぐま館

白い巨体が水中を泳ぐ!

ほっきょくぐま館

ホッキョクグマの泳ぐ姿に驚く人も多い、旭山動物園の人気施設。巨大プールのある放飼場はアクリル越しに泳ぐ姿を見ることができ、目の前を通り過ぎるたびに歓声が上がります。堀を利用した柵のない放飼場にはシールズアイ(カプセル)が設置され、近寄ってくるホッキョクグマを観察できます。これは氷の穴から顔を出したアザラシを食べる習性を応用したもので、捕食されるアザラシの視点になるという、ちょっと怖い体験です。

20 もうじゅう館

上からも下からも猛獣を観察

もうじゅう館

アムールトラ、ライオン、アムールヒョウ、ユキヒョウなどが飼育されています。それぞれの放飼場は、動物たちの生活環境をイメージして作られています。また、動物と同じ高さから観察できるほか、上や下からの観察も可能。高所を好むヒョウを真下から見上げると、足の裏の肉球の様子なども細かく観察できます。

21 出口ゲート

何度も足を運びたくなる! 魅力に溢れた動物園

出口ゲート付近では、旭山動物園のあちこちから「動物園って、こんなに楽しかったんだ!」という声が聞こえてきました。飼育数は約110種類、広さはサッカーグラウンド30面ぐらいと、それほど大きくはありませんが、躍動感の伝わる展示や、もぐもぐタイムなど見どころが多く、満喫するには最低でも3時間は必要。ゴールデンウィークや夏休み期間など、混雑する時期は更に時間にゆとりを持った方がよいでしょう。見れば見るほど知らなかった気づきや発見がありますので、たっぷりと時間をかけて周ってくださいね。

旭山動物園を観光する場合、旭川市内に滞在して観光するか、周辺の富良野・美瑛をめぐりながらあわせて観光する方が多いですが、札幌発着の日帰りバスツアーなども数多く催行されていますので、うまく利用すれば効率的に観光することができます。

コースマップ

旭山動物園モデルコース(前半)

  • 1 入園ゲート(正門)
  • 3 ととりの村
  • 4 ぺんぎん館
  • 5 あざらし館
  • 6 きりん舎
  • 7 かば館
  • 8 こども牧場・第2こども牧場
  • 9 くもざる・かぴばら館
  • 10 チンパンジーの森
  • 11 さる山
  • 12 北海道産動物舎
  • 13 てながざる館
  • 14 オランウータン舎
  • 15 シマフクロウ舎

旭山動物園モデルコース(後半)

  • 16 オオカミの森
  • 17 エゾシカの森
  • 18 レッサーパンダ舎
  • 19 ほっきょくぐま館
  • 20 もうじゅう館
  • 21 出口ゲート

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