【東京発】伊豆大島ひとり旅ガイド|おすすめ観光・温泉・宿泊まとめ | 船で行く!伊豆諸島・小笠原諸島ツアーならオリオンツアー

【東京発】伊豆大島ひとり旅ガイド|おすすめ観光・温泉・宿泊まとめ

ひとり旅で行きたい!伊豆大島旅行

最近、なんだかひとりになりたい気分。
でも、海外旅行に行く時間もお金もないし、できれば自然に癒されて、温泉もあって、美味しいものも食べたい…

そんなわがままを全部叶えてくれたのが東京から高速ジェット船で約1時間45分で行ける「伊豆大島」でした。

🚗 船に揺られて、自由気ままな“島ドライブ”へ

竹芝桟橋から出航する東海汽船の高速ジェット船に乗り込み、東京の喧騒を背にして海の向こうへ――。
約1時間45分の船旅は、移動というより“気持ちの切り替えの儀式”。
好きな音楽を聴いたり、文庫本を読んだり、ぼんやり海を眺めたり。スマホを置いて、少しずつ心がほどけていくのを感じます。

伊豆大島に到着したら、レンタカーを借りて島内をぐるっとドライブ。
バスもあるけれど、ひとり旅なら自分の気分で動ける車がやっぱり便利。
海沿いの道はどこまでも開放的で、信号も人も少ないから、のびのび運転できるのが嬉しい。

ふと目に入った絶景スポットに車を停めて写真を撮ったり、気になるカフェに立ち寄ったり。
予定にしばられない“気まま旅”が、こんなにも贅沢だなんて。

船の旅とドライブ――。
日常を離れ、自分のペースで流れる時間が、伊豆大島にはちゃんとありました。

👜 ひとり旅に持っていって良かったもの【伊豆大島編】

ひとり旅って、誰にも頼れないからこそ「持ち物」がとっても大事。
「これ持ってきてよかったな〜」と思える瞬間が増えると、旅はもっと楽しくなる。
伊豆大島への旅で実際に「これは本当にあってよかった!」と思えたアイテムを、理由とともにご紹介します。

モバイルバッテリー(大容量タイプ)

ひとり旅ではスマホが命綱!地図、カメラ、調べもの、交通情報…とフル稼働。
特に大島は充電スポットが限られているので、安心のためにも10000mAh以上の大容量タイプがあると安心。
USB-Cとライトニング両対応のものなら、他のデバイスにも使えて便利です。

ポータブル三脚(軽量・コンパクトタイプ)

ひとり旅で困るのが「写真問題」。
風景をバックにした自分の写真って、意外と難しい。
でも軽くて安定感のある三脚があれば、人に頼らなくても“旅感”ある記念写真が簡単に撮れます。
Bluetoothリモコン付きだと、さらに快適♪

軽量レインウェア or ウィンドブレーカー

三原山など標高の高い場所では風が強くて肌寒いことも。
折りたたみ傘よりも、フード付きのレインジャケットがあると急な天気の変化にも対応できて便利。
薄くて軽いナイロン製なら、バッグにもすっぽり入ります。

タオルとサンダル(温泉&海対策)

伊豆大島には無料の露天温泉「浜の湯」や、ビーチにも気軽に立ち寄れるスポットがたくさん。
バスタオルとフェイスタオル1枚ずつ、ビーチサンダルやシャワーサンダルがあると、思い立ったときにすぐ海や温泉に寄れます。

ハンディ日焼け止め&リップクリーム

海・山・風の島。つまり紫外線も乾燥も強め!
スティックタイプの日焼け止めと、保湿力の高いリップは小まめに塗り直しが大切。
できれば無香料か自然な香りのものがリラックスにもつながっておすすめ。

お気に入りの本 or ノート&ペン

海辺やカフェ、ホテルの縁側など、ぽっかり空いた時間にお気に入りの1冊があると心が豊かになります。
また、ノートや旅日記を持っていくと、島の風を感じながら思いを綴る時間がとても贅沢。
日々の忙しさで忘れていた気持ちに、ふと気づかされることも。

軽食(お菓子・飲み物)

意外とコンビニが少ないので、船に乗る前に小腹を満たせるものやお気に入りのおやつを準備しておくと安心。
島のカフェもいいけど、自然の中で食べるお菓子って格別!

伊豆大島おすすめ観光地4選

  • 波浮港

    波浮港(はぶみなと)は、伊豆大島の南東部に位置する歴史ある港町で、かつての賑わいを感じさせるノスタルジックな雰囲気が魅力です。江戸時代後期に開港し、漁業や廻船の拠点として栄えました。現在では、歴史的な建物や美しい景観が観光スポットとして人気を集めています。

    🏞️ 波浮港の歴史と見どころ
    🔹 歴史的背景
    火口湖から港へ:波浮港はもともと火口湖「波浮の池」でしたが、1800年(寛政12年)に秋廣平六の指揮のもと掘削工事が行われ、翌年に港として開港しました。その後、伊豆諸島の廻船や東西の廻船の寄港地として栄え、多くの船で賑わいました。
    文化人との関わり:波浮港には多くの文人や画家が訪れ、川端康成の小説『伊豆の踊子』の舞台としても知られています。また、野口雨情作詞・中山晋平作曲の『波浮の港』でも歌われ、その情緒ある風景が多くの人々に愛されています。

    🔹 主な観光スポット
    波浮港見晴台:港を一望できる絶景スポットで、かつて火口湖であった波浮港の地形を実感できます。近くには、港の開港に尽力した秋廣平六の像や、都はるみの『あんこ椿は恋の花』の歌碑もあります。
    踊り子の里資料館(旧港屋旅館):川端康成の小説『伊豆の踊子』のモデルとなった旅芸人一座が滞在した旅館を資料館として公開。当時の様子を再現した人形などが展示されています。
    旧甚の丸邸:明治時代に建築された邸宅で、1階が生活空間、2階が蚕の飼育場として利用されていました。当時の生活の様子を垣間見ることができます。

    🚶‍♂️ 散策の楽しみ方
    波浮港の街並みは、石畳の坂道や古民家が立ち並び、ゆったりとした時間が流れています。地元のカフェやお土産店も点在しており、散策しながら立ち寄るのもおすすめです。特に、港のすぐそばにある「Hav Cafe」や、港より高台に位置する「たい焼きカフェ&ゲストハウス 島京梵天」など、個性的なお店が魅力です。


    波浮港は、歴史と自然が融合した魅力的なスポットです。伊豆大島を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。

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  • 東京都立大島公園 動物園

    東京都立大島公園内にある「大島公園動物園」は、伊豆大島の豊かな自然環境を活かした無料の動物園で、家族連れや自然愛好家に人気のスポットです。

    🐾 特徴と見どころ
    開園の歴史:昭和10年(1935年)に開園し、長い歴史を持つ動物園です。
    飼育動物:約60種、400点の動物を飼育・展示しています。中でも、国内初のカラスバトの繁殖に成功した実績があり、希少動物の飼育・繁殖にも積極的に取り組んでいます。

    サル山:噴出した溶岩をそのまま利用したサル山は、国内最大級の規模を誇ります。ワオキツネザルやバーバリーシープが放し飼いされており、自然の地形を活かした展示が特徴です。
    フライングケージ:日本でも有数の規模を誇るフライングケージでは、鳥たちが自由に飛び回る様子を間近で観察できます。
    なかよし広場:モルモットやウサギなどの小動物と触れ合える「なかよし広場」では、毎週土曜13:15〜14:00、日曜11:00〜11:45にふれあいイベントが開催されています。現在は感染症や動物福祉の観点から、動物をひざに乗せるスタイルではなく、ワゴンに乗った状態の小動物に触れる形式に変更されています。


    大島公園動物園は、伊豆大島の自然を感じながら動物たちと触れ合える貴重なスポットです。訪れる際は、公式サイトや現地で最新の情報をご確認ください。

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  • 三原山

    三原山は伊豆大島の中央に位置する標高758mの活火山で、島の最高峰です。伊豆大島ジオパークの主要ジオサイトとして知られ、独特の火山景観を楽しめます。古くから地元の人々に「御神火様(ごじんかさま)」として信仰され、火山の神聖な存在としてあがめられてきました。現在は観光地として整備され、火口展望台や登山道が整っています。

    🌋 自然と火山の歴史
    誕生と噴火:三原山は1777年~1778年(安永年間)の大噴火で誕生。
    1986年噴火:近年の大噴火で島民が避難する事態に。現在は噴火警戒区域があるものの、一部観光は可能です。
    カルデラ火口:直径約300m、深さ約200mの大カルデラが山頂にあり、活火山の迫力を感じられます。
    火山地形:溶岩流や火山灰層、裏砂漠と呼ばれる溶岩原など、多彩な火山地形が広がっています。


    🏔三原山トレッキングのポイント
    おすすめコース
    お鉢めぐりコース:三原山頂口から火口を一周するコース。舗装されていて歩きやすく、初心者にもおすすめです。
    裏砂漠コース:溶岩樹海や裏砂漠を通る自然豊かなルート。荒涼とした景色が楽しめますが、足元に注意が必要です。

    服装・装備
    滑りにくいトレッキングシューズや運動靴を用意しましょう。
    風が強いことが多いため、防風・防寒具も必須です。
    日差し対策(帽子・サングラス・日焼け止め)も忘れずに。
    水分は十分に持参し、こまめに補給してください。

    🌅安全対策
    火山活動の状況によっては立ち入り制限があるので、事前に最新情報を確認しましょう。
    体調管理に気をつけ、無理のないペースで歩くこと。
    携帯電話や地図、必要に応じてライトなども携帯すると安心です。

    👀見どころポイント
    火口展望台からのカルデラの眺めは絶景です。
    裏砂漠の独特な溶岩原は写真スポットとして人気。
    山頂の三原神社で安全祈願もおすすめ。

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  • 泉津の切通し

    泉津の切通し(せんづのきりとおし)は、伊豆大島の東部・泉津地区に位置する、自然の力強さと神秘的な雰囲気が融合したパワースポットです。その独特な景観から、観光客や写真愛好家に人気の撮影スポットとなっています。

    🌿 特徴と魅力
    泉津の切通しは、かつて保育園への通路として利用されていた場所で、現在は雑木林となっています。その中でも特に印象的なのが、階段の両脇にそびえる2本の巨木です。これらの木々は太い根を大地に張り巡らせ、力強く空へと伸びています。その姿はまるで意志を持ったかのようで、訪れる人々を圧倒します。

    階段の上から差し込む木漏れ日が、苔むした地面や木々を柔らかく照らし出し、まるで異世界への入口のような神秘的な雰囲気を醸し出しています。この幻想的な景観は、映画のワンシーンのようで、訪れる人々の心を魅了します。

    📸 見学のポイント
    ベストタイミング:晴れた日の午前中や午後早めの時間帯がおすすめです。木漏れ日が差し込み、幻想的な雰囲気をより一層引き立てます。
    服装と装備:苔むした地面や湿った階段が滑りやすいため、滑りにくい靴を着用し、動きやすい服装で訪れることをおすすめします。
    マナーと注意点:自然環境を保護するため、植物や苔を傷つけないよう注意し、ゴミは必ず持ち帰りましょう。また、階段や通路は狭いため、譲り合いの精神で見学してください。

    泉津の切通しは、伊豆大島の自然の美しさと力強さを感じられるスポットです。訪れる際は、自然環境を尊重し、安全に配慮して散策をお楽しみください。

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伊豆大島おすすめ宿泊施設4選

伊豆大島スタッフノート


心がほどける島時間の物語

東京の喧騒を離れたくて、私は竹芝桟橋から東海汽船のジェット船に乗り込んだ。海風が顔を撫で、波の音がゆらゆらと心を揺らす。スマホをしまい、ただただ広がる青い海を見つめる時間は、まるで日常からの小さな脱出だ。

約1時間45分後、伊豆大島の港に着くと、そこには別世界の空気があった。澄んだ空と心地よい潮の香り、そして何よりも「自分だけの時間」が静かに流れている。

私はレンタカーの鍵を受け取り、ゆったりと島の道を走り出した。人も車も少なく、信号に煩わされることもない。気ままに寄り道し、青い海を見下ろす断崖や、ぽつんと佇む小さなカフェに立ち寄る。誰かに気を遣うことなく、自分の心の声に従って進む自由は、言葉にできないほどの贅沢だった。

やがて、島のシンボル、三原山の麓にたどり着く。黒い溶岩が広がる荒々しい大地は、日常の悩みを溶かし、私の胸に静かな勇気を与えてくれた。風が頬を撫で、遠くで波が砕ける音だけが響く。ここにいる自分が、本当の自分なのだと感じた。

そして、旅の締めくくりは、海を望む露天温泉。湯に浸かりながら、波音に耳を傾ける。誰にも邪魔されないこの時間こそが、ひとり旅の一番のご褒美だと心から思った。

写真を撮り、日記に想いを綴る。島の人たちの温かな笑顔も心に刻んだ。伊豆大島は、ただの観光地ではなく、私にとって「自分を取り戻す場所」になった。

帰りの船に揺られながら、またここに戻ってきたいと願う。島がくれた静かな癒しと、自由な時間が、私の胸の奥でずっと輝き続ける。

Information

東海汽船
インフォーメション

伊豆大島・新島・式根島・神津島・
三宅島・八丈島

小笠原海運
インフォーメション

小笠原諸島


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