東海汽船の大型客船「三代目さるびあ丸」に乗って行く!伊豆大島・新島・式根島・神津島の旅へ
夜行船だから味わえる、非日常の船旅体験。
🌙 夜の東京を出航、波にゆられて島時間へ
東京・竹芝桟橋を夜に出発して、翌朝には伊豆諸島の玄関口「伊豆大島」や、真っ白なビーチが広がる「新島」、温泉も楽しめる「式根島」、透明度抜群の海が魅力の「神津島」へ。
飛行機では味わえない、夜の海を進む大型客船ならではの“ゆったりとした旅時間”がここにあります。
🛳 なぜ“三代目”さるびあ丸なのか?
船に歴史あり。「さるびあ丸」という名前は、東海汽船が伊豆諸島航路に就航させてきた歴代の大型客船に引き継がれてきた名前です。
「さるびあ」という名は、花のサルビア(Salvia)が由来とされ、「燃えるような赤」「情熱」「感謝」などの花言葉が船名の象徴とされています。
三代にわたり、人と島を結ぶ架け橋として、その名前が受け継がれているんです。
🚢初代さるびあ丸(1964年就航)
東京オリンピックが開催された年にデビュー。昭和の伊豆諸島観光ブームの立役者であり、多くの旅人に“島旅”を届けた名船でした。
🚢二代目さるびあ丸(1992年就航)
近代的なデザインと快適な設備で、約30年にわたり活躍。多くの人の思い出に残る、まさに「平成の島旅の顔」でした。
🚢三代目さるびあ丸(2020年就航)
2020年6月(令和2年)就航。より環境に配慮した最新鋭の設備と、バリアフリー対応も充実した次世代型の大型客船。デザインも美しく、旅客の快適さとエンタメ性を両立しています。
🚢 三代目さるびあ丸の特徴とは?
全長118メートル、約6,000トンの堂々たる船体を誇る「三代目さるびあ丸」は、旅客定員およそ1,300名。まさに“海に浮かぶホテル”のような存在です。東京・竹芝桟橋から伊豆諸島の各島を結ぶ主要航路を担い、多くの旅人に快適な船旅を提供しています。
船内には、バリアフリー席も完備されたレストランや、さまざまな旅のスタイルに対応できる多彩な客室、旅の途中でリフレッシュできるコインシャワー、自販機コーナーなどを完備。さらに、お子さま連れでも安心のキッズルームや授乳室、車いすの方も快適に過ごせるようエレベーターや多目的トイレ、通路幅の広いバリアフリー設計が施されています。
初めての船旅でも安心して楽しめる、快適さと機能性を兼ね備えた大型客船。それが「三代目さるびあ丸」です。
🛌 客室タイプいろいろ!
旅のスタイルに合わせて選べる、三代目さるびあ丸の客室
船旅といえば「どんな部屋で過ごすか」も楽しみのひとつ。
三代目さるびあ丸では、予算や同行者に合わせて選べる多彩な客室がそろっています。
どの部屋も、夜間航行だからこそ快適に過ごせるように設計されているのがポイントです。
🏅特等室(スイートルーム)
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東京・竹芝から伊豆諸島へ向かう大型客船「さるびあ丸」。
その中でも最上クラスの客室が【特等室(スイートルーム)】です。
シンプルで落ち着いたデザインの室内には、ふかふかのベッドに専用シャワー、洗面台、ウォシュレット付きトイレまで完備。
まるでホテルの一室にいるかのような快適空間で、まわりを気にせず、静かにゆったりと過ごせます。
2人だけのプライベート空間は、大切な記念日や自分へのご褒美旅にもぴったり。
夜は波の音をBGMにくつろぎ、朝は船窓から差し込む光とともに目覚める――そんな特別な体験がここにあります。
もちろん、静かに過ごしたいひとり旅にもおすすめ。
人混みや慌ただしさとは無縁の、海の上の上質なひとときを、さるびあ丸の特等室で味わってみませんか?
💑特1等室(デラックスルーム)
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伊豆諸島への船旅を“ちょっと快適に、でも気軽に楽しみたい”という方におすすめなのが、さるびあ丸の【特1等室(デラックスルーム)】。
特等室ほどの豪華さはありませんが、洗面台付きの個室空間で、ゆったりとした広さと快適さは十分。
カップルやご夫婦、友人同士の旅にぴったりなプライベート空間です。
また、4名定員の2段ベッドタイプのお部屋もあり、ご家族やグループ旅行にも対応。
机は可動式で、夜の団欒タイムにも活躍してくれます。
シャワー・ウォシュレットトイレ完備、各席コンセント付きで、設備面もバッチリ。
混雑時には相部屋となる可能性もありますが、船旅が初めての方にも安心して過ごしていただける“バランスの取れた一室”として、人気の高いお部屋です。
大切な人と、ちょっと贅沢で心地よい時間を――
さるびあ丸の特1等室で、心に残る島旅をはじめてみませんか?
👥1等室(リクライニングベッド付き相部屋)
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「できるだけ予算を抑えたい、でもちゃんと眠りたい」――
そんな方にぴったりなのが、さるびあ丸の【1等室】。
このお部屋は相部屋タイプながら、ひとりひとりにマットレスが用意されており、顔まわりをパーテーションで仕切られているのでプライバシーも◎。
周りの視線を気にせず、ぐっすり休める空間が確保されています。
お部屋は定員6~12名の広さで、全席にマットレスとコンセントを完備。
“ホテルより安く、カプセルより快適”という絶妙なバランスで、コスト重視の旅でも安心の快適性を実現しています。
一人旅はもちろん、気軽なグループ旅にもおすすめ。
静かに波音を感じながら、自分だけの空間で過ごす時間は、きっと忘れられない思い出になります。
“価格も空間もちょうどいい”――そんな1等室で、あなたらしい船旅を始めてみませんか?
🛏 特2等室(2段ベッド・カーテン付き相部屋)
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旅のスタイルは十人十色。でも、「快適さもプライバシーも、できれば価格も重視したい」――そんなワガママを叶えてくれるのが、さるびあ丸の【特2等室】です。
このお部屋は、2段ベッドが並ぶ相部屋スタイル。
でもご安心を。各ベッドにはカーテンがついていて、着替えや就寝時も周囲を気にせず、自分だけの空間でリラックスできます。
しかも、ベッドには荷物入れがあり、キャリーケースやバックパックもすっきり収納。限られたスペースを上手に使える工夫がいっぱいです。
階段も安全設計なので、ご年配の方にも配慮されています。
全席にコンセントが付いているのも嬉しいポイント◎
特1等室よりさらにリーズナブルな料金で利用できるので、学生旅行や一人旅、コスパ重視派には特におすすめ。
“移動も宿泊も一緒に済ませたい”そんな旅の味方です。
お財布にやさしく、それでいてしっかり休める。
さるびあ丸の特2等室で、気軽に快適な島旅を始めてみませんか?
💺2等和室・2等椅子席(リーズナブル派に)
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「できるだけ旅費を抑えたい」「気軽にふらっと船旅を楽しみたい」――
そんな旅人におすすめなのが、さるびあ丸の【2等和室】と【2等椅子席】。どちらもお財布にやさしいエコノミータイプの客室です。
🛏 2等和室
定員4名~18名までの相部屋スタイルで、床にマットを敷いてゴロゴロできる、まさに“海の上の畳部屋”。
顔の部分にはパーテーションが設けられていて、プライベート感にも配慮されています。
学生旅行やバックパッカー、一人旅にも人気の気軽なスタイルです。
バリアフリー区画があるお部屋もあり、安心して利用できます。
💺 2等椅子席
長時間の移動でも快適に過ごせる、リクライニングシートタイプの椅子席。
ゆったり2人掛けで、隣とのスペースも広々。
全席にUSBポートが完備されていて、スマホやカメラの充電もばっちり!
価格を抑えつつ、快適な空間を求める方にとって、まさにベストチョイスな2等客室。
「泊まる」より「移動重視派」にはぴったりな選択肢です。
さるびあ丸で、無理なく・気軽に・しっかり楽しむ島旅を始めてみませんか?
🏝 共用施設も充実!
船の中を歩くだけで、ちょっとした冒険気分に。
三代目さるびあ丸の魅力は、ただの“移動手段”じゃないこと。
船内には、船旅をより楽しく、快適にしてくれる共用施設が充実しています。
初めての乗船でも、まるでテーマパークのように楽しめるのが大型客船の魅力です。
展望デッキ
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さるびあ丸の最上階にある展望デッキは、船旅の途中でぜひ立ち寄りたい特別な場所です。
昼間は潮風と青空に包まれた開放的な空間で、読書や写真撮影、のんびりとした時間を楽しめます。
夜になるとLEDライトが幻想的に光り、東京湾の夜景や星空を眺めながら、非日常を味わえるロマンチックな空間に。
深夜には照明が控えめになり、満天の星空を静かに楽しむこともできます。
景色、風、音…すべてが心をほどいてくれる展望デッキで、あなたも特別な船旅のワンシーンを体験してみてください。
船内レストラン
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「船の上でここまで!?」と思うほど、メニューが豊富なレストラン。
ラーメン、うどん、パスタ、ご飯もの、おつまみ系まで幅広く揃い、朝から晩まで利用できます。
【営業時間(大島・利島・新島・式根島・神津島航路)】
・22:00〜23:30(夜ごはんや軽く一杯)
・7:30〜8:30(朝食タイム)
・12:00〜15:00(ランチ)
・17:30〜18:30(夕食前後に)
ドリンクもジュースやコーヒー、生ビール、焼酎、レモンサワーまで揃っており、まさに“海上の居酒屋”気分。
揺れる船の中で食べる温かいごはんは、旅の疲れも癒してくれます。
🧸 ファミリーにも快適、細やかな設備がうれしい!
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三代目さるびあ丸は、お子さま連れのファミリーにもやさしい設計。
船内にはキッズルームがあり、お子さまが遊びながら楽しく過ごせるので、長時間の船旅でも飽きずに安心。
さらに授乳室も完備されており、赤ちゃんとの旅も快適にサポートしてくれます。
また、たばこを吸う方のための喫煙室や、気軽に飲み物やおやつを購入できる自販機コーナーも設置。
持参した食材などを冷やせる冷蔵ロッカーもあるので、長時間の航海でも安心です。
「えっ、こんな設備もあるの!?」と驚くような、細やかな配慮が詰まった船内は、まさに移動時間を超えた“旅空間”。
夜のデッキで星を見上げたり、朝のレストランでモーニングを楽しんだり…。
船内を歩くだけで、ちょっとした冒険気分が味わえるのも大型客船ならではの魅力。
“船に乗ること自体が、旅の楽しみになる”──
それが三代目さるびあ丸の特別な体験です。
🚢 竹芝客船ターミナルから出発!大型客船で行く、4つの伊豆諸島の魅力と所要時間まとめ
東京・竹芝客船ターミナルから出航する東海汽船の大型客船「三代目さるびあ丸」は、夜行便で伊豆諸島を巡る快適な島旅の入口。
船に乗って眠っているうちに、目の前には青く澄んだ海と自然に囲まれた離島の風景が広がります。
ここでは、人気の4島「伊豆大島・新島・式根島・神津島」への所要時間と、各島の見どころをご紹介します。
🏝 伊豆大島(所要:約6時間)
東京から一番近い伊豆諸島の玄関口。
雄大な三原山の火口トレッキングや、黒砂の海岸、島の温泉などが魅力。
アクセスの良さから、初めての島旅や週末旅行にもぴったりです。
🏄 新島(所要:約9時間)
真っ白なビーチが広がる、サーファーにも人気の島。
特に有名なのが羽伏浦海岸。夏には海水浴やマリンスポーツも楽しめます。
白く美しい「コーガ石」のモニュメントや、開放的な島の雰囲気が魅力です。
🌿 式根島(所要:約10時間)
新島からわずか約10分の場所にある、こぢんまりとした癒しの島。
海辺の天然温泉が島の魅力で、湯加減もちょうどいい露天風呂が海のそばに点在しています。
静かに過ごしたい方、のんびりと島時間を楽しみたい方におすすめ。
🌊 神津島(所要:約11時間)
透明度抜群の海と、ダイナミックな山の景観が楽しめる自然豊かな島。
前浜海岸や赤崎遊歩道などの絶景スポットが人気で、ダイビングやシュノーケリングの聖地としても知られています。
夜は星空が美しく、島全体が“星の降る島”のような幻想的な雰囲気に。
🚢 大型客船さるびあ丸 よくある質問(FAQ)
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船内に個室はありますか?
はい、あります。
さるびあ丸には特等室・特1等室・1等室などの個室タイプがあり、プライベートな空間でゆったり過ごせます。カップルやご家族、1人旅でも安心して利用できます。 -
船内で食事はできますか?
はい、できます。
船内レストランでは、ラーメン・うどん・定食・おつまみなど豊富なメニューをご用意。
アルコールやソフトドリンクの販売もあり、夕食・朝食・昼食それぞれの時間帯で営業しています。
(※営業時間は航路により異なります) -
シャワーは使えますか?
はい、コイン式のシャワールームが船内に設置されています。
乗船後のリフレッシュや、島に到着する前の身支度に便利です。タオル・アメニティ類は持参しましょう。 -
船内にコンセントはありますか?
はい、客室や共有スペースにコンセントが設置されています(※一部2等客室など除く)。
スマートフォンの充電も可能ですが、混雑時は譲り合ってご利用ください。 -
船酔いが心配です。大丈夫でしょうか?
三代目さるびあ丸は大型船で揺れにくく、比較的安定した乗り心地ですが、天候によっては揺れることもあります。
不安な方は、乗船前に酔い止め薬を服用することをおすすめします。横になれる客室を選ぶのも◎です。 -
船内にWi-Fiはありますか?
無料Wi-Fiは一部エリアで提供されていますが、安定性や速度には限りがあります。
離島航路のため、通信状況は陸上よりも不安定になる場合があります。予めご了承ください。 -
夜行便ではどんな過ごし方がおすすめですか?
夜景を見ながらレストランで軽食やお酒を楽しんだり、展望デッキで星空を眺めたり、船旅ならではの時間が過ごせます。
客室でゆっくり眠れば、朝には目的地の島に到着。“移動+宿泊”がひとつになった便利さも魅力です。 -
船内に喫煙所はありますか?
はい、指定の喫煙室が設けられています。
デッキやレストランなど、船内の共用スペースはすべて禁煙ですので、喫煙される方は所定の場所をご利用ください。
🌊 夜の海に揺られて──大型客船で出会う、伊豆諸島の物語
東京・竹芝の夜。
街の明かりを背に、静かに動き出す一隻の船──三代目さるびあ丸。
この瞬間から、あなたの「島の旅」が始まります。
デッキに出れば、潮の香りと夜風が心をほどいてくれる。
遠ざかるビル群、頭上には満天の星。
慌ただしい日常が、もうずっと遠くにあるような気がしてくる。
船内では、温かな食事を味わいながら、今日の余韻と明日への期待が静かに交差する。
シャワーでさっぱりと汗を流し、ベッドに横になれば、波のリズムが心地よい子守唄。
そう、大型客船の夜は、ただの「移動」ではない。
眠る時間さえも、旅の一部になるのです。
そして朝──
窓の外がほんのりオレンジに染まるころ、船は伊豆大島に到着。
三原山のシルエットが、朝霧の中にそびえている。
その先に続くのは、新島、式根島、神津島。
白い砂浜、透明な海、湯けむり立ちのぼる野湯、そして満天の星空…。
どの島も、それぞれが特別で、訪れるたびに違う表情を見せてくれる。
大型客船で行く島旅は、まるで一本の映画のよう。
出航から帰港まで、そのすべてに“旅のシーン”が詰まっています。
日常のスイッチを一度オフにして、静かに、ゆっくりと、風と海に身をゆだねる時間。
さるびあ丸は、ただの船ではありません。
それはきっと、あなたを“まだ見ぬ自分”に出会わせてくれる旅のはじまり。
さあ、次はあなたの物語を、伊豆諸島で──。
Information
東海汽船
インフォーメション
伊豆大島・新島・式根島・神津島・
三宅島・八丈島
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■船について
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■乗船場所について
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■よくある質問について
小笠原海運
インフォーメション
小笠原諸島
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■よくある質問について
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観光庁長官登録旅行業第692号/
一般社団法人日本旅行業協会正会員