プロが教える! スノボヘルメットの選び方と重要性について!

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プロが教える! スノボヘルメットの選び方と重要性について!

スノーボードを始める時に気になるのがヘルメット。
危ないからかぶった方がいいのかなと思う反面、かぶっているとヘタだと思われたりしないかとちょっと不安に思ったり。
そこで今回は、ヘルメットの重要性や選び方、そしておすすめのブランドまで、初心者が聞いておきたいこと全部をスノーボードショップ「F.JANCK」の黒石さんに質問してきました!

INDEX 目次

  1. ヘルメットの着用って今は常識なんですか?
  2. 日本でヘルメット着用が普及してきた背景にはどんな理由があるんでしょうか?
  3. ヘルメットをかぶっているといかにも初心者という感じになりませんか?
  4. ヘルメットの規格にはどんなものがあるんでしょうか?
  5. どういう基準でヘルメットを選んだらいいんでしょうか?
  6. サイズはどうやって測ったらいいですか?
  7. サイズ調整はできますか?
  8. ヘルメットをかぶる時はそのまま? それともニット帽をかぶった上から?
  9. インナーキャップは必要ですか?
  10. 最近のヘルメットは軽量化されているそうですが、プロテクト力に問題はないんでしょうか?
  11. 通気性はどうなんでしょうか?
  12. つば付きとそうでないもの、どちらが人気なんですか?
  13. 今年のトレンドやおすすめブランドについて教えてください
  14. ゴーグルとの相性を考えた方がいいんでしょうか?
  15. ステッカーチューンが流行っていると聞いたんですが本当ですか?
  16. お手入れに関するアドバイスはありますか?

ヘルメットの着用って今は常識なんですか?

一昔前までは一部の方がかぶっていただけでしたが、年々増えてきて今は常識に近い感じにまでなってきていますね。
もともと欧米では着用率が高く、9割ぐらいあったんですが、日本でもすでに5割から6割ぐらいが着用している印象です。

日本でヘルメット着用が普及してきた背景にはどんな理由があるんでしょうか?

.特に何か大きな理由があったわけではなく、年々少しずつ変わっていった感じがします。
それとオリンピックや大きな大会で選手がヘルメットをかぶっていたり、有名ライダーやスノボ系YouTuberなどがかぶっている姿を目にするようになったことが、着用が広がってきた背景にあるのかなと思います。

ヘルメットをかぶっているといかにも初心者という感じになりませんか?

大丈夫です。逆にヘルメットをかぶっているボーダーの方が本気でやっていそう、うまそうという印象がありますし、実際にお客様からそういうお声を聞くこともありますよ。
特に初心者の場合、例えば逆エッジなどで踵側のエッジがひっかかって後頭部を打つことも。ですから安全性の面でも、ヘルメットをかぶっていただくことをおすすめしています。

ヘルメットの規格にはどんなものがあるんでしょうか?

スキー・スノーボードのヘルメットでは、CEという国際的な安全基準をクリアしたものに表記できる規格があります。
オフィシャルな大会に出たりする場合はその安全基準を満たしたものでないといけませんが、ゲレンデクルーズだけならそこまで意識しなくても問題ないと思います。

どういう基準でヘルメットを選んだらいいんでしょうか?

海外ブランドのヘルメットは基本的に欧米人の頭に合わせた細長い形状になっていて、鉢周りが張っている日本人は横の部分が当たることが多いんです。
今は「アジアンフィット」と呼ばれるアジア人向けの商品もありますので、実際にかぶってみて、自分の頭の形にあったものを選んでいただくことをおすすめします。

サイズはどうやって測ったらいいですか?

メジャーで測ってから来店される方もいらっしゃいますが、ヘルメットにサイズや鉢周りの大きさなどが書いてありますので、それらを目安にした上で、実際にかぶってフィット感を確認するのがいいと思います。

サイズ調整はできますか?

例えばブーツのゴアを締めるような形でダイヤルを回して調整するタイプのものや、内側にある3つの穴で締めたり緩めたりできるタイプなど、サイズ調整ができる商品が様々な形で出ています。

ヘルメットをかぶる時はそのまま? それともニット帽をかぶった上から?

以前はそのままヘルメットをかぶっている方が多かったんですが、やはり有名ライダーやSNSなどの影響で、ニット帽やつば付きの帽子の上からヘルメットをかぶるというのがひとつのスタイルとして確立されつつありますね。

インナーキャップは必要ですか?

ヘルメットには中敷きやパッドがついているものもありますが、基本的には洗えません。
ですので、インナーキャップをかぶって使用する方が手入れの面でも楽ですし、ヘルメットを脱いだ時の髪の乱れも抑えられるのでおすすめです。
ただニット帽でもそうですが、もし中に何かをかぶってからヘルメットを着用することを想定している場合は、サイズを決める際にもそれを着用した上で決める必要が出てきます。

最近のヘルメットは軽量化されているそうですが、プロテクト力に問題はないんでしょうか?

重さはヘルメットによって違いますが、軽いものだと350g前後。
例えばインモールド製法で作られたものは軽さを重視したタイプです。
ただ、軽いから危ないということではないので、市場では軽さ重視の選び方をされる方が圧倒的に多いですね。

通気性はどうなんでしょうか?

ベンチレーションという開閉式タイプのものや、空気の取り込み口がヘルメットにデザインされているものなど様々なタイプがあります。
ヘルメットをかぶるとどうしても暑くなって頭部に汗をかくので、通気性を考えた作りになっているかどうかも選ぶ時のポイントとして考えた方がいいですね。

つば付きとそうでないもの、どちらが人気なんですか?

どちらかというと今はつば付きじゃない方が主流で、種類も豊富です。
完全につば付きとなると限られたラインナップになってきますが、つば付きをおしゃれに使っている上級者もいますよ。

今年のトレンドやおすすめブランドについて教えてください

当店で取り扱っているなかで最近人気なのはbernですね。
ゴーグルメーカーOAKLEYのヘルメットも人気です。ゴーグルと合わせて買われる方も多いですね。
それから今年はゴーグル一体型のヘルメットも発売されて話題になっています。

ゴーグルとの相性を考えた方がいいんでしょうか?

同じブランドで揃えるのもいいのですが、各社ヘルメットもゴーグルもたくさん出しているので、そんなにブランドにこだわらなくてもいいかなと思います。
色を合わせたりするぐらいで、あとは気になったものを買って楽しんでいただければ大丈夫です。

ステッカーチューンが流行っていると聞いたんですが本当ですか?

そうですね。ヘルメットにステッカーを貼って楽しんでいる方がたくさんいらっしゃいます。
特にヘルメットは単色のものが多いので、ステッカーでオリジナル性を出しているんだと思います。
自分が使っているボードのブランドステッカーを貼っている方もいれば、もっと個性的なステッカーを貼って自分の目印にしている方も。
テンションを上げるひとつの要素になるので、気になった方はぜひステッカーチューンに挑戦してみてください。

お手入れに関するアドバイスはありますか?

汚れに関しては、乾拭きしていただくぐらいでいいと思います。
ただ注意していただきたいのが、衝撃です。
ヘルメットは衝撃を吸収していくものなので、例えばゲレンデの行き帰りで落としたり、ぶつけてたりしてしまっても衝撃を吸収し、それが蓄積されてプロテクト力が半減してしまう可能性も。
丈夫なものだからとバンバンぶつけてしまうと、いざ滑って転んだ時に期待した効果が得られなかったということも出てくるので、使わない時はできるだけぶつけないよう、慎重に扱ってください。

Snowboard Shop F.JANCK

店舗の1階はスノーボードギア、2階はスキーギア、3階はアクセサリー(ゴーグル、グローブ等)、4階はウェア。こちらに来ていただければ、スノーボードの道具が上から下まですべて揃います。特に、コアなブランドが充実していますので、ぜひご来店ください。

店舗名
Snowboard Shop F.JANCK
住所
東京都千代田区神田小川町2-2-6
電話番号
03-3259-2068
営業時間
11月-2月 平日:11:30~20:00/土日祝:10:30~20:00
3月1~21日 平日:11:30~20:00/土日祝:11:30~19:30
3月22日~31日 平日:11:30~19:30/土日祝:11:30~19:30
4月-7月 平日:11:30~19:00/土日祝:11:30~19:00
(水曜定休日)

※コロナ感染拡大防止対策の為、急遽営業時間に変動がある場合がございます。

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