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これで完璧!プロが教えるスノーボードの正しいメンテナンス法!オン・オフシーズン別解説!

スノーボードはシーズン中はもちろん、雪山で滑った後にしっかりと手入れをすることで寿命や滑りやすさが大幅に変わります。しかし、「どうやってメンテナンスをするの?」「メンテナンスは難しそう」とメンテナンス方法について気になっている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、神田の名店でもある「F.JANCK」さんで正しいメンテナンス方法とオン・オフシーズン別のメンテナンス方法を聞いてきたので紹介していきます。たった一つの手間で大幅に寿命が変わってきますのでぜひ参考にしてみてください。

INDEX 目次

  1. そもそもなぜメンテナンスが必要なのでしょうか?
  2. シーズンオフではボードのどの部分をメンテナンスするのでしょうか?
  3. では、具体的なメンテナンス方法を教えてください。
  4. エッジに関してはどのようにメンテナンスをしたらいいのでしょうか?
  5. エッジをけずる頻度はどのくらい?
  6. ビンディングは取った方がいいの?
  7. シーズンオフの保管方法はどうしたらいいんですか?
  8. 次に、シーズンが始まる時にするメンテナンス方法を教えてください。
  9. ワックスを塗りたい場合はどうすればいいですか?
  10. ワックスを塗った後はどうしたらいい?
  11. シーズン中のメンテナンス方法は?
  12. 汚れ落としは毎回するもの?
  13. 実際に店員さんはどのくらいの頻度でワックスがけをしているの?
  14. シーズン中の保管方法を聞いてもいいですか?
  15. F.JANCKでメンテナンスをお願いするとどのくらいでできますか?
  16. スノーボードを取り扱う上でやってはいけないことはありますか?
  17. ワックスを塗ってしまうと、滑りすぎて怖いんじゃないかと思うんですが初心者の方でも塗った方がいいですか?

そもそもなぜメンテナンスが必要なのでしょうか?

スノーボードは買った時の新品が性能としては一番良い状態で、使えば使うほど性能は落ちていきます。しっかりとしたメンテナンスをしていない板は雪の上で滑らなくなるし、ターンがしにくくなったりします。また、一般的なメーカーさんの出してる板は滑走日数が60日と言われており、ノーメンテナンスだったら60日も持ちません。しかし、メンテナンスを行うことで板の性能を保ち、板を長く使用することができます。長い人で10年くらい使っている人もいるので、メンテナンスは非常に大切です。

シーズンオフではボードのどの部分をメンテナンスするのでしょうか?

大きく分けて滑走面(ソール)と金属部分のエッジの2箇所をメンテナンスするのですが、ソールについた汚れを落としたりエッジについたサビを取ることが最も重要です。シーズン終わりに汚れを落とさずに放置してしまうと、板のソールが酸化してしまい次のシーズンの時にワックスをどんなに塗っても滑らなくなってしまう可能性があります。またエッジに関してもサビてしまうとエッジ部分に凹凸ができてしまったり、角が丸くなってしまうと雪をかまなくなりターンがしにくくなってしまいます。

では、具体的なメンテナンス方法を教えてください。

まずはソールの汚れ落としですが、ショップで売っているリムーバーとカナブラシを使って掃除していきます。リムーバーをソールに垂らして、カナブラシでこすってあげる。そして最後にきれいに吹き上げて乾かしてあげるだけで、目には見えない汚れを落とすことができます。人によってはワックスでコーティングをする方もいますが、最低限汚れ落としをすることが重要です。お店でもできますが、汚れ落としは自分でやってしまう方も多いですね。

エッジに関してはどのようにメンテナンスをしたらいいのでしょうか?

エッジ部分もソールと同様に掃除するのですが、サビないようにメンテナンスしてあげます。エッジは真っ直ぐ滑る分には問題ないですが、ターンをするときにエッジが錆びていたり凹んでいたり角が丸くなっていると雪をかまなくなってターンがしにくくなってしまいます。早い段階でやすりとかでけずってあげれば取れるんですけど、長い間放置してると取れなくなってしまうので、サビていないかチェックしてください。サビているものは完全に茶色くなっているのでわかると思います。

エッジをけずる頻度はどのくらい?

必ずワンシーズンに1回はシーズン終わりに見て欲しいです。もちろんメンテナンスをやればやるだけ性能は落ちないのですが、最低限3年に1回はけずって欲しいですね。お店に持ってきていただければ、研ぎ直して状態を戻すことが可能です。

ビンディングは取った方がいいの?

ビンディングはシーズンが終わったらゆるめて欲しいです。これはなぜかというと、ビンディングはネジ穴で止めてるので、板がビンディングにずっと引っ張られている状態になっています。この突っ張った状態を緩めてあげることで、湾曲しているソールのアーチがへたらず、形を崩さないことはもちろん板の寿命も伸ばしてくれます。

シーズンオフの保管方法はどうしたらいいんですか?

必ず屋外ではなく屋内での保管をお願いしています。湿気が多いところで袋に入れてしまうと錆びにつながってしまうので、保管時は乾燥しているところで袋に入れて保管してあげるのがいいです。

次に、シーズンが始まる時にするメンテナンス方法を教えてください。

滑りを快適にするためにワックスがけをしていきます。これは熱で溶かしてアイロンで塗っていくのですが、汚れ落としをやっていることが前提になってきます。汚れ落としをしないでワックスを塗ってもただ表面に塗っているだけなので板にワックスが入っていきません。一時的な滑りやすさは変わりませんが、表面に塗っているのと板に浸透しているのでは板が走る時間に大きく影響してしまいます。

ワックスを塗りたい場合はどうすればいいですか?

お店に来てもらうのが一番いいですね。特にワックスがけは熱を使ってやるので、知識がない状態でやってしまうと板がダメになってしまう可能性があります。もちろん自分で手をかければかけるほど板に愛着が湧くので自分でやる方も多いですが、あまり知らない状態であれば板を痛めてしまう可能性があるのでお店に持ってきてもらうのがいいですね。また、最近ではワックスフューチャーと呼ばれる、赤外線で熱を与えて板の内部から加熱させ、ワックスをより高く浸透させる専門的なマシンもあります。アイロンを直接当てるのに100度くらい熱をさえてるのに対して60度くらいの熱でゆっくり板を温めるので、板のダメージも少ないです。ワックスの持ちもいいし、ワックスも均等に塗れるのもおすすめです。

ワックスを塗った後はどうしたらいい?

ワックスを塗るのは手作業なので、どうしてもムラができてしまいます。そこで、ブラシでを使ってワックスをきれいに整えてあげます。最初は目が荒い物でけずり、最後は番目を細かくしていってきれいに整えることで、表面が滑らかになり快適な滑りができるようになります。

シーズン中のメンテナンス方法は?

シーズン中はワックスを切らさないことが大切です。滑りが快適になることはもちろんですが、ワックスを塗っていると汚れが入りにくいので行く度にワックスがけはやった方がいいです。一応、今まで紹介してきた固形ワックスと簡単に濡れる簡易ワックスがあるんですが、簡易ワックスは簡単に濡れる分ワックスが取れるのが早いので半日も持ちません。半日塗ってまた塗り直すような感じですね。固形ワックスは時間も手間もかかりますが、塗ってからなくなるまで3日くらい持ちます。ちょっとでもながく滑りたいという方は固形ワックスがおすすめです。

汚れ落としは毎回するもの?

本当はやって欲しいんですけど、汚れ落としをすることは塗ったワックスも落としてることになるんで、高頻度で行く方はワックスを塗り続けることのほうが大事です。

実際に店員さんはどのくらいの頻度でワックスがけをしているの?

シーズン中だとお店が忙しくて週一しか行けないんですが、必ずいく度にワックスがけをして、終わったらワックスを落としての繰り返しですね。ただ人によってはワックスを落とさないで上から塗る人もいるので人それぞれですね。でも必ずワックスは塗っています。

シーズン中の保管方法を聞いてもいいですか?

滑り終わって板に雪がついた状態で袋に入れて保管するのではなく、ソールやエッジを乾いたタオルで拭いて水気をとって欲しいですね。自然の雪は錆びにくいんですが、ゲレンデの人口雪は塩化カルシウムが入っているのでより酸化やサビやすくなってしまいます。多くの方はゲレンデを滑ると思うので、袋に入れるときは乾いた状態で保管することが大切です。

F.JANCKでメンテナンスをお願いするとどのくらいでできますか?

1時間くらいでできます。料金も2種類のコースがあるのでスタッフに確認してみてください。

スノーボードを取り扱う上でやってはいけないことはありますか?

状態が悪い場合には乗らない方がいいです。例えば板にヒビや穴が空いている場合に乗り続けてしまうと、ヒビから水が侵入して板が腐ってしまい、最悪の場合大きな事故につながってしまう可能性もあります。自分では判断せずにショップで状態を確認して、使用できるかできないかを確認することが大切です。

ワックスを塗ってしまうと、滑りすぎて怖いんじゃないかと思うんですが初心者の方でも塗った方がいいですか?

ワックスは塗った方がいいです。ワックスを塗る塗らないの違いとして、斜度があるところでは正直あまり関係ありませんが、フラットな平面になればなるほどワックスの塗りに違いが出てきます。滑りの快適さもそうですが、実際に斜度があるところで転んでも、速度が出てるので力が前に逃げて怪我はしにくいです。反対に、フラットのところでこけるとそのまま手をついたり、力が下にいってしまい、怪我してしまう可能性が高いのでワックスは塗った方がいいですね。

Snowboard Shop F.JANCK

店舗の1階はスノーボードギア、2階はスキーギア、3階はアクセサリー(ゴーグル、グローブ等)、4階はウェア。こちらに来ていただければ、スノーボードの道具が上から下まですべて揃います。特に、コアなブランドが充実していますので、ぜひご来店ください。

店舗名
Snowboard Shop F.JANCK
住所
東京都千代田区神田小川町2-2-6
電話番号
03-3259-2068
営業時間
11月-2月 平日:11:30~20:00/土日祝:10:30~20:00
3月1~21日 平日:11:30~20:00/土日祝:11:30~19:30
3月22日~31日 平日:11:30~19:30/土日祝:11:30~19:30
4月-7月 平日:11:30~19:00/土日祝:11:30~19:00
(水曜定休日)

※コロナ感染拡大防止対策の為、急遽営業時間に変動がある場合がございます。

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