ぶっちゃけありません。（笑）使いたいものを使っていただくのが一番で、自分がかっこいい、かわいいって思うものをまずは見つけて欲しいです。ブランドによってグラトリに特化している、初心者向けに作ってるとかは今の時代正直なくて、どのブランドも、滑るスタイルに合わせてさまざまなモデルを展開しています。なので、初心者の方はスノボを楽しんでもらうためにも、好きなデザインの板や気に入ったものから選んでいただくのがいいかと思います。

一つ挙げるのは難しいんですが、サロモンですね。今年は特にオリンピックがあったので、メディアに露出されていることが多く、初心者の方にはサロモンがいいんじゃないかなって思ってます。

理由としては、一番オールラウンダーでターンもしやすいし、フリーランもパークももできるしいろんなことができます。特にハイブリッドキャンパーと呼ばれる板の形状は、安定感があって非常に滑りやすいです。もちろんDCやバートンといった各ブランドも出しているので比較は難しい部分ではありますが。

正直な話をすると、板のデザインやブランドではなくブーツから選んでいただくのが本当は一番いいです。例えば、板のウエスト（板の幅）はそれぞれ違うので、板を先に選んでもブーツのサイズが合わない、相性が悪くなってしまう可能性があります。しかし、まずは楽しんでいただくことが大切なので、そういった点も含めて好きなものを選んでもいいかと思います。

ROXYとかはやっぱり変わらず人気ですね。特に30代の女性で、サーフィンとかの横乗りカルチャーが好きな方とかはROXYを選ぶ方が多いです。ただ女性の場合はブランドではなく、柄やデザインで選ぶ人が多いかもしれません。特に今年は、ウッド調の板や明るいデザインのものが人気です。今までは今まではシンプルな黒い板とか黒いブーツとかが多かったがゆえに少し派手目なものが人気ですね。

今年はバートンですね。やはり人気ライダーが乗っているモデルが多くてすぐに売れてしまいます。例えばこのダニーデイビスのDEEP THINKERはライディングもしながらターンもしっかり決められます。また、特にカスタムと呼ばれるモデルが人気で、今は売れてしまってないんですが、平野歩夢も乗っていて、予約がすごくて予約で完売してしまいました。

Bataleonですね。このブランドはデザイン性はもちろんのこと機能面もいいですね。少し分かりにくいかもしれませんが、板のソールの沿っている部分が3BTという台形状になっているので、非常に操作性が良くてエッジが引っかかりにくい性質を持っています。この形状がよくて僕自身もずっと使っています。後はまだ知っている人が少ないって言う点も好きです。最近だと載っている人が増えてきたんですけど、それでもバートンとかサロモンに比べるとわからない人が多いところも気に入ってる理由ですね。また、「山根俊樹」ってゆう僕自身すごい好きな日本人のライダーがいて、彼がこのブランドを使っているからってゆう点も大きいです。

やっぱりメディアですね。ムービーとか、SNSとかYoutubeとかも見ます。基本的にはかっこいいライダーとかが乗っている板をチェックして調べて、「あ、この板乗ってるんだ」「これどこのブランドなんだろう」ってチェックして探してますね。あとは各メーカーさんがやっている展示会に行ったりして情報収集してます。

NITROですね。シンプルでかっこいいブランドです。昔からあるブランドなんですが、デザイン性もすごいかっこよくて、オリンピックでもメディアに取り上げられたり、人気になってきてます。オーソドックスの中にも大人のエッセンスが入ってるブランドで、これからすごく人気になるんじゃないかと思ってます。

例えばこのCapitaなんかは國母 和宏のシグネチャーモデルが出ています。自分自身でデザインしたモデルなんですがすごく人気です。毎年12月前とかには無くなっちゃいますね。人気のモデルは予約や問い合わせで売れてしまうことが多いです。
とにかく軽くて、ゲレンデで使うよりは山で使うように作られているので、初心者向けというよりは中上級者のような乗り慣れた人が乗るようなモデルですね。

YONEXですね。スムースって言ってカービングとかではなくハーフパイプをやる人たちに人気です。オリンピックとか出てるライダーとか、競技としてやってる人はYONEXを使っている人が多いですね。昔ながらのテイストは残しつつもちゃんと今の時代も生きている感じです。

一番分かりやすいところで行くと板のウエストが細いですね。日本人は外国の方に比べると足が小さいので、ウエストが細くなっていることが多いです。そのためエッジからエッジへの切り返しが早くショートターンとかがしやすいです。反対にウエストが太いと安定性が高い分、エッジ同士の距離が離れているためエッジの切り返しが少し遅くなるという特徴があります。

これはサロモンです。サロモンは、スペックが高いにも関わらず値段が抑えられてるものが多いです。例えば、スペックだけでいけば8万円以上しそうなものも、6万円代で販売されていたりして、機能性が高い割には価格帯は抑えられてることが多いです。
また、サロモンはテクノロジーが詰まっていて、サイドカーブが直線と曲線で繋ぎ合わさっててエッジを立てるだけでカーブがしやすいとか、現代のテクノロジー技術で滑るのを簡単にしてくれます。

基本的に僕らは店舗で受付をして対応をするのでブランドによってアフターケアの違いはないのですが、ブランドによって対応力の速さは違います。例えば、バートンとかは全てデジタル化されているので、画像を送ったらすぐに対応してくれます。ただ、あまりにもデジタル化されすぎて人間味がないですね（笑）