【初心者必見】スキー・スノーボードで守るべき10の必須ルールとは?
更新日: 2024/09/04
お役立ち情報スキーやスノボは爽快で夢中に楽しめる反面、ゲレンデを滑る危険性も持ち合わせたウィンタースポーツでもあります。そこで、国際スキー連盟(FIS)では10のルールを掲げ、スキーヤーやスノーボーダーが安全に滑るための約束ごとを定めています。スキー・スノボを始めたばかりの方は、自分や周囲への安全を守るためにも、ぜひ一度確認しておきましょう。
リゲルくん:
スキーやスノボって面白いんだけど、たまにヒヤッとすることもあるよね?
ミンタカくん:
そうそう!スピードが出るスポーツだから、接触や事故などにも注意だね。
博士:
いい心がけじゃ。さらに、国際スキー連盟の提唱する10のルールを覚えておくとよろしい。
INDEX 目次
- 国際スキー連盟(FIS)による10 のルール
- 1.他者の尊重「他の人への思いやりの心を忘れない。」
- 2.スピードとスキーのコントロール「無茶な滑り方をしたり スピードを出しすぎない。」
- 3.滑走ルートの選択「前の人に危険が及ばない コースを選んで滑る。」
- 4.追い越し 「追い越すときは 前の人に近づきすぎない。」
- 5.合流と滑り出し 「合流や滑り出すときは まわりをよく確認する。」
- 6.コース内での停止 「コースの途中で 立ち止まってはいけない。」
- 7、徒歩での登り降り 「コースを歩くときは 真ん中を歩かない。」
- 8.標識や標示の順守「コースに立っている標識や標示を必ず守る。」
- 9.援助「事故が起きたときは すぐに救護活動を行う。」
- 10.身元の確認 「事故が起きたときは 必ず連絡先を交換する。」
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国際スキー連盟(FIS)による10 のルール
出典:全国スキー安全対策協議会
http://www.nikokyo.or.jp/safety-snow/
1.他者の尊重「他の人への思いやりの心を忘れない。」
【スキーやスノーボードをするときは、他の人をけがさせたり、危険な目にあわせるような行為 をしてはいけません。また、自分の用具に不具合がないように、しっかり点検しましょう。/全国スキー安全対策協議会より】
ゲレンデは多くの人達が集まる場所なので、常に他の人への配慮の気持ちをもつことが大切です。初心者は、滑ることでいっぱいになりがちですが、ときには周囲に目を向けて状況を把握するようにしましょう。
2.スピードとスキーのコントロール「無茶な滑り方をしたり スピードを出しすぎない。」
【個人の能力、天候、コースの状態、混み具合などを考えて、それに合った滑り方とスピードで滑りましょう。急斜面、コースの一番下やリフトの周辺では特に注意が必要です。/全国スキー安全対策協議会より】
スキーやスノボも、だんだん慣れてくれるとイロイロな滑り方を試してみたくなるものですが、ハイスピードで危険な滑り方は止めましょう。特に多くの人が集まるリフトやコース下は慎重な滑りを心がけて。
3.滑走ルートの選択「前の人に危険が及ばない コースを選んで滑る。」
【前に他のスキーヤーやスノーボーダーが滑っているときは、彼らに優先権があります。後ろを滑る人は、前を滑っている人が自由に動けるように、十分な距離を保ちましょう。/全国スキー安全対策協議会より】
スキーやスノボでは、前に滑っている人を優先することが鉄則です。常に、前の人と十分に距離をとって、安全なコースを選びながら滑るようにしましょう。初心者でコースの調整が難しいという人は、まずは斜面がゆるやかなコースで十分に練習を。
4.追い越し 「追い越すときは 前の人に近づきすぎない。」
【追い越すときは、追い越そうとしている人がその責任を持ちます。追い越される人の不意の 動きも考慮したうえで、十分な距離をとって追い越すようにしましょう。/全国スキー安全対策協議会より】
人を追い越す場合は、前の人の動きを注意深く確認しながら、しっかり距離をとって追い越すことが大切です。近づきすぎて追い越すと接触の恐れがあり、大きな危険につながるので十分に注意してください。スキー・スノボ初心者の間は、あまり前の人を追い越すような滑りはしないことをオススメします。
5.合流と滑り出し 「合流や滑り出すときは まわりをよく確認する。」
【合流や滑り始め、いったん止まってからまた滑り出すときには、かならず自分の目で周囲を確認し、他の人と衝突事故が起こらないように注意しましょう。/全国スキー安全対策協議会より】
一度、止まってから滑り始める時には、周囲をしっかり確認!滑っている人達と距離を保ちながら滑り始めましょう。合流する場合も同じように、周囲の状況を見ながらスピードを緩めて合流するようにします。周囲の人の動きをしっかり見ながら対応を!
6.コース内での停止 「コースの途中で 立ち止まってはいけない。」
【やむを得ない場合を除き、コースの幅が狭くなっているところや視界が悪くなっているところでは、立ち止まらないで、コースを他の人のためにすみやかに空けましょう。/全国スキー安全対策協議会より】
コースの途中で止まることはたいへん危険です。例えると、それは道路の真ん中で車が急停車するようなもの。大事故になりかねません。ただし、コース幅が狭くなったり、前が見えにくい時など、やむを得ない場合は止まることも必要になります。状況に合わせて判断することが求められます。
7、徒歩での登り降り 「コースを歩くときは 真ん中を歩かない。」
【通常の滑走方向と逆走するような動きは他の人の迷惑になります。また、足跡によってコー の一部が滑りづらくなるので、コースを歩くときには、はしっこを歩くようにしましょう。/全国スキー安全対策協議会より】
やむを得ずコースを歩く場合は、端っこを歩くようにするのがルールです。コースの真ん中を歩いて足跡とつけると、滑りにくくなるのでご注意を。滑っている人の邪魔にもなるので、基本的にはコース内は歩かなくてすむようにしましょう。
8.標識や標示の順守「コースに立っている標識や標示を必ず守る。」
【禁止標識、注意標識、その他の標示などを必ず守りましょう。また、コースの難易度は、黒・赤・青・緑で示してあります。自分に合ったコースを選んで滑りましょう。/全国スキー安全対策協議会より】
各スキー場によって、危険な場所や中注意すべきことが違うものなので、コース内の標識や標示は必ず確認するようにしてください。コースの難易度もしっかりチェック。特に、スキー・スノボを始めたばかりの初心者は、無理のないコースを選ぶようにしましょう。
9.援助「事故が起きたときは すぐに救護活動を行う。」
【万一事故が起きた場合には、すみやかに救護活動を行い、パトロールや救急隊へ通報し、事故のあった場所が、他のスキーヤーやスノーボーダーに分かるよう注意を促しましょう。/全国スキー安全対策協議会より】
事故が起きてしまったら、すぐに周囲の人やスキー場のスタッフに助けを求め、必要な連絡先への通報してください。さらに、滑っている人が事故に巻き込まれないよう、呼びかけや注意勧告を。事故があったことを素早く多くの人に知らせることが求められます。
10.身元の確認 「事故が起きたときは 必ず連絡先を交換する。」
【万一事故が起きた場合には、スキーヤー、スノーボーダー、そしてその場に居合わせた全ての人は、責任の有る無しにかかわらず、必ず氏名と連絡先を交換しましょう。/全国スキー安全対策協議会より】
事故が起きてしまった場合、居合わせた人達の連絡先を交換することを忘れないようにしてください。責任の有無についてわからなくても、まずはお互いに連絡先を把握しておくことが、後の事故解決に欠かせません。
スキー・スノボを楽しむためには、それに関わる多くの人のモラルや安全な滑りが不可欠じゃ。特に初心者の方は、国際スキー連盟が定める「10つのルール」をしっかり頭に入れた上で、コースデビューするのじゃルールにのっとった滑りは、周囲に迷惑をかけないだけでなく自分自身も守ってくれるぞ!
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