トップインストラクターが語るスノーボードの楽しさ“最高”に楽しむ秘訣とは!

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トップインストラクターが語るスノーボードの楽しさ“最高”に楽しむ秘訣とは!

都心でも気温がグッと下がる日が増えて、北国からはすでに雪便りも届いています。今年もそろそろウインタースポーツの季節の到来! そこで風を感じながら雪上を疾走するスノーボードの醍醐味や楽しむ秘訣について、国内屈指のインストラクターとして活躍する渡會那央さんと斎藤千春さんに教えてもらいました。

INDEX 目次

  1. 今日はスノーボードの魅力をお伺いしたいと思います。まずお二人は、どのようにスノーボードを始めたのでしょうか?
  2. 仕事にしてしまうほどの楽しさとはなんでしょうか?
  3. どのような滑走コンディションが好みですか?
  4. 近年は非圧雪コースを多く設けたり、ファミリー感を強調するなど、スキー場に多様性が見られます。ゲレンデ選びのアドバイスはありますか?
  5. ギアについてはどうでしょうか? 始めるにあたっては購入した方が良いですか?
  6. まずはカジュアルな気分で始めてみようということですね。改めて、お二人が夢中なスノーボードの魅力とはなんでしょうか?

今日はスノーボードの魅力をお伺いしたいと思います。まずお二人は、どのようにスノーボードを始めたのでしょうか?

渡會さん 高校生のときに流行っていて、友達と始めたのが最初でした。スキーの選択もあったのですが、スノーボードのほうが私には格好良く思えたんです。最初から風を切って滑る感覚などが楽しくて。とにかくうまくなりたいと思っていましたね。今のように簡単にプロなど上手い人の動画を見られませんから、本や雑誌を読みあさり、自分なりに研究して雪の上で実践し、失敗を重ねながら滑っていました。そうして上手くなっていくのが楽しかったですね。友達と一緒にスキー場へ行って滑ることも楽しかったです。そこからスキー場でのアルバイトを経験するなどスノーボードを追求する過程でインストラクターの資格を取り、今の仕事に出会うことができました。

斎藤さん 私は親戚にスキーヤーがいて、スノーボードも姉が先に始めているという具合にウインタースポーツが身近にあったんです。そこで高校生のときに姉に教えてもらう形で始めました。社会に出てからもスノーボードを存分に続けたい思いは強くありました。そこでより自由に滑れる環境を求めて、新潟県のスキー場で働きながら冬を過ごしたのが、今の仕事につながるきっかけだったと思います。それが21歳のとき。資格も取って、翌シーズンから「ノルン水上」でインストラクターの仕事を始めました。

仕事にしてしまうほどの楽しさとはなんでしょうか?

渡會さん とにかく上手くなっていくことが楽しかったですね。当時はストレートジャンプやジビングなどといったジャンルに分かれていなかったので、ゲレンデをフリーランしながらジャンプをしたり。ハーフパイプやナイターラン、パウダーライディングと、とにかくいろんなコンディションを滑っていました。あらゆるスタイルの滑りに取り組めたことが、飽きることなく、滑り続けてこられた理由の1つのように思います。

斎藤さん ウエアがファッション的に楽しめることも、滑りに行くモチベーションになっていました。トレンドがあるから毎年のように新しいモデルを買って、なるべくたくさん着て滑りたいから時間の許す限りスキー場へ行くようになる。そして滑りに行くと上手い人がいますし、刺激を受けて自分ももっと成長したいと思う。だから、また行こうと。そうしてスノーボードがライフスタイルになっていった感じです。

どのような滑走コンディションが好みですか?

渡會さん 美しい景色のなかで滑るのが好きですね。私のホームマウンテン「シャトレーゼスキーバレー小海」ですと、1月後半から2月にかけて。この時期には、綺麗にピステンがかかった圧雪バーンが楽しめるんです。そこをカービングを繰り返して滑っていくと疾走感がたまらなく気持ちよくて。天気も晴れたりすると、最高な気分になります。

斎藤さん 渡會さんのいうコンディションは私も大好きです。それ以外でテンションが上がるのは、やはりパウダーですね。夜通し雪が降って、翌朝はきれいに晴れている。そんな日は「ノルン水上」に1つだけある圧雪しないコースを目指します。フワフワっと浮遊するようなライディングが楽しめて、最高の1日になります。

近年は非圧雪コースを多く設けたり、ファミリー感を強調するなど、スキー場に多様性が見られます。ゲレンデ選びのアドバイスはありますか?

斎藤さん 緩斜面にもリフトのかかっているスキー場は、初心者や初級者、小さなお子さん連れのファミリーにはオススメです。この点、「ノルン水上」はフレンドリーだと思います。リフトに乗車しているのが初心者などの場合は減速しますし、リフト係が乗降者のお手伝いもしますので。それにリフトを降りる場所がフラットに近く、乗り慣れていない人でも焦らずに滑り降りることができます。

渡會さん 確かにリフトを降りる場所の斜度がきつくて、初心者スノーボーダーが片足状態で降りるには少しハードルが高いかな、と感じる状況は少なくないですね。それに雪面が硬いコースばかりだと、転んだときに痛い思いをするので、初めはスクールのあるスキー場でレッスンを受けるのがいいと思います。スノーボードに必要なベーシックな動きやリフトの乗り降りの仕方に加えて、ゲレンデのルールやマナー、緩斜面でのターンまでを学べますから。

斎藤さん 私も、最初にスクールに入ることにはメリットしかないと感じます。最初は滑れても止まれないんです。止まれないと滑りをコントロールできないので、上達や安全面を考えると早々に身につけたいテクニックですし、スクールで体得するのが最善手だと思います。

ギアについてはどうでしょうか? 始めるにあたっては購入した方が良いですか?

渡會さん 最初はレンタルでも良いと思います。今はクオリティの高いギアが充実していますし、オリオンツアーさんではレンタル付きのプランがあるので、そのようなサービスを利用して、まずはスノーボードを体験してみてほしいですね。その上で、私たちのように「もっと滑りたい」「もっと上手くなりたい」という気持ちが芽生えたら、ほしいギアを揃えてもいいのではないでしょうか。

まずはカジュアルな気分で始めてみようということですね。改めて、お二人が夢中なスノーボードの魅力とはなんでしょうか?

渡會さん 上達するたびに楽しくなるというスポーツとしての側面はもちろん魅力ですが、雪山という自然の中の滑走体験自体が非日常的ですし、精神的にもリフレッシュができます。とはいえ、もっと手軽に楽しんでいいのでは、というのが正直な気持ちです。温泉やご当地ならではの食事、友達と過ごす時間など、滑り以外の楽しみもたくさんありますから。スノーボードの魅力は、何より自由を感じられるところ。みなさんがぞれぞれのスタンスで楽しむのが一番だと思います。

斎藤さん 雪化粧をした美しい景色を目にしながらスポーツをする、レジャーを楽しむ体験は、なかなかできるものではないですよね。それに日本の雪質は世界屈指のクオリティと言われますし、山岳エリアや田園風景など自然美を感じる景色も日本ならでは。そういったすべてを楽しめるのがスノーボードです。今では日本のスノーボードは生涯スポーツ。スクールには60歳を超える方もいらっしゃいますし、年齢を問わずに楽しめる懐の深さがスノーボードにはあるのだと思います。

第19期JSBA(日本スノーボード協会)
公認デモンストレーター

渡會那央

プロフィール
長野県出身。長野県・小海町の「シャトレーゼスキーバレー小海」にある「SISスノーボードスクール」の校長。全日本テクニカル選手権に何度も出場してきた実力者。毎シーズン開催しているカービングの極意を伝える「カービングマスターキャンプ」は丁寧なコーチングが好評。第19期JSBA(日本スノーボード協会)公認デモンストレーター。
SNS&HP
Facebook:https://www.facebook.com/nao.watarai.37
スクールHP:https://reex.sis-sbs.net/
メッセージ
シャトレーゼスキーバレー小海SISスノーボードスクール で校長をしています(^_^)
春から秋は農業の半農半Xのライフスタイルです。
農業とスノーボードに興味のある方、ぜひ遊びに来てください(^_^)

第19期JSBA(日本スノーボード協会)
公認デモンストレーター

斎藤千春

プロフィール
斎藤千春さん 埼玉県出身。群馬県・みなかみ町の「ノルン水上スキー場」にある「Mgスノーボードスクール ノルン水上校」で校長をつとめる。同スクールで“オシャレにカッコよく”をモットーにスクールを展開。プライベートレッスンも用意して、最高に楽しいスノーボードを優しく教えてくれる。JSBA公認A級インストラクター
SNS&HP
Instagram : chiharu_snow
SchoolHP : http://mgsbs.jp/
メッセージ
スポーツでありレジャーであるスノーボード。
できる事が増えて上達すると楽しさも倍増します!
ゲレンデのルールやマナーはありますが、楽しみ方に決まりはありません!
色々な事にチャレンジして限りあるシーズン思いっきり楽しでください‼︎

Japan SnowBoarding Association、JSBA

日本スノーボード協会(JSBA)

JSBA Official Site
https://www.jsba.or.jp/

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