人気インストラクターが教える! グラトリ初心者がおさえるべきポイントとは | スキーNAVI

人気インストラクターが教える! グラトリ初心者がおさえるべきポイントとは

プロのインストラクターが最速で上達するコツを伝授。若手のトップインストラクターとして脚光を浴びるお二人に、初心者でもできる“グラトリ(グランドトリック)のポイント”について、ひとつずつ丁寧に教えていただきました。(左 田口さん、右 本多さん)

トップスノーボーダー/インストラクター

田口瑞樹 さん
インストラクター歴10年。2021年より新しいスクールを開講。

本多未沙さん
インストラクター歴4年、以前はハーフパイプの選手として活躍。

INDEX 目次

  1. グラトリする際の注意すべきマナーなどは、ありますか?
  2. ボードについては、どのようなものが適していますか?
  3. 男性・女性・子供・中高年、筋力がなくてもできますか?
  4. 初心者にグラトリはハードルが高いのでしょうか?
  5. グラトリで、最初に覚えるべき技は何でしょう?
  6. グラトリの練習方法や上達のコツなどあれば教えてください。
  7. ゲレンデ以外で、どのようなトレーニングが有効ですか?
  8. カッコよく見せるコツ! 初心者におすすめのグラトリを教えてください。
  9. グラトリはスクール等で教えてもらうことはできるんですか?
  10. 最後に、改めてグラトリの魅力を教えてください。

グラトリする際の注意すべきマナーなどは、ありますか?

田口:グラトリに限らず、スノーボードをする際は、練習に集中しすぎず、周りをしっかり見ていただきたいと思います。滑っていていきなりグラトリをすると、後ろを滑っている人にとっては、車にたとえるなら急ブレーキを踏まれるようなもの。とても危険なので、前後、左右、しっかり距離をとってやってもらいたいと思います。

本多:細くなっているところ、迂回する場所などでは、グラトリはやらない方がいいですね。開けたバーンでやるのが安全です。

田口:初心者でグラトリに挑戦する場合は、なるべく広いバーンで、あまり斜度がないところがおすすめです。

ボードについては、どのようなものが適していますか?

本多:グラトリをやるなら、柔らかく反発力に優れたボードがいいと思います。

田口:グラトリをする場合は、進行方向とは逆の方向を向いてやることがあるので、ボードのチョイスとしてはツインチップ(ノーズとテールの長さが両方同じになるもの)がいいと思います。

本多:そうですね。ボードの形状としては、ディレクショナルボードやロッカーなどがおすすめ。専門店で店員さんに「グラトリをやりたいんですけど」と相談すれば、適したボードを紹介してくれると思います。スピード重視のボードでグラトリをやるのは、どうしても難しくなるので、グラトリに向いているボードを選ぶことが大事です。

男性・女性・子供・中高年、筋力がなくてもできますか?

田口:できると思います(笑)! ボードを履いていない状態で飛ぶのとは違い、グラトリでは、ボードがしなって戻ろうとする力で宙に浮いている状態。100%筋肉だけで飛んでいるわけではないので、筋力がそれほどなくてもグラトリは可能です。ただ、体力は必要ですね。

本多:確かに、体力ないと疲れますよね(笑)。

田口:インストラクターである僕らも、グラトリをしていると普通に滑るよりも疲れます。

本多:いつもの5倍ぐらい(笑)。

初心者にグラトリはハードルが高いのでしょうか?

本多:グラトリも、他の技と同じで段階を踏むことが大切です。いきなり、ボードを540度回すというのは無理なので、ボードの扱いを少しずつ覚え、難易度を上げていきます。あまり気構えずにやってもらえれば大丈夫。実は、60歳を超えている私の父もグラトリをやっているんです。

グラトリで、最初に覚えるべき技は何でしょう?

本多:やはり、「プレス」ですね。ボードのノーズといわれる部分で重心をしっかり支えて、 ボードの反対側を浮かせるという技があります。いきなりボードを浮かせるのではなく、面を使ってコントロールするという技から覚えてもらうといいと思います。

田口:「プレス」なら、普通のターンをするぐらいのレベルなので、初心者の方にもおすすめですね。これは、ちょっと横滑りしながら、右の方に体重をかけて、左の方を浮かす技になります。

グラトリの練習方法や上達のコツなどあれば教えてください。

田口:初心者の方はグラトリで回ることばかりに目がいくので、無理に回そうとしてしまう人が多いと思います。ただ、飛んでないと回れないものなので、まずはボードを浮かせてしっかり飛べるようになる「ノーリー」「オーリー」という動作を身につけていただきたい。これを身につけてもらえば、思ったようにボードを回せるようになると思います。ボードの滞空時間が1秒未満で360度回すのは難しいですが、滞空時間が2秒位あれば、より回すのがラクになります。回すことよりも、まずはしっかり飛ぶことを目標にした方が上達も早くなります。

本多:「オーリー」という基本的な技であれば、ボードのノーズを思いっきり浮かせて、その反発で足を引き付ける。そのとき、いかに重心を移動してノーズを浮かせられるかが鍵になります。そういう練習を緩斜面の真っ平のところで、最初は滑らない状態でボードをバタバタ動かし、ボードの扱いに慣れてもらいたいと思います。ボードを振り上げるイメージがつかめたら、実際に滑ってやってみてください。一つずつステップを踏めば、それほど恐怖心なくできるはずです。それが出来るようになってから、ボードを回すことに挑戦してもらえばと思います。

ゲレンデ以外で、どのようなトレーニングが有効ですか?

田口:本多さんがおっしゃったように、滑らない状態でやる練習なら、雪の上以外の場所でもおすすめ。滑らないところの方が足場はしっかりしているので、雪の上よりも動けるはずです。ボードの上で、自分がしっかり踏める位置を探しながら練習してみてください。「プレス」の動作も同様で、絨毯がひいてある床などでブーツを履いて練習してはどうでしょう。

本多:室内であっても、ブーツやボードなどを身につける時間を増やし、道具の扱いに慣れてもらいたいですね。

カッコよく見せるコツ! 初心者におすすめのグラトリを教えてください。

田口:これができればというよりも、回転数が多かったり、高さがあったり、という方が同じ技でもカッコイイと感じます。技の完成度が高いほど、カッコよく見えます。

本多:グラトリは、ジャンプやボックスと違って、空を飛んだりするものではなくて滑りながらできる技なので、気軽に「プレス」などに挑戦し、それを応用してほしいですね。空中を飛ばなくても、プレスしてボードを回してみるだけでもカッコイイです。最初は飛ぶことばかりに目を向けず、ボードで遊ぶような感覚で楽しんでもらえればと思います。

グラトリはスクール等で教えてもらうことはできるんですか?

田口:うちのスクールの場合だと、通常のレッスンメニューにはグラトリはないのですが、プライベートレッスンでリクエストがあればレクチャーしています。皆さん、YouTubeなどで知識はあるものの、実際にレッスンをして実際のボードの扱いや引き付け方などが身についてくると、どんどん上達されます。ターンなどは全員が教えられるのですが、グラトリができるインストラクターは限られていますね。

本多:うちも、グラトリができるインストラクターが対応しています。なんとなくグラトリがやりたいという方もいれば、この技を練習したいと決めてレッスンを受ける方もいます。

最後に、改めてグラトリの魅力を教えてください。

本多:20代位の人達は、グラトリをしたくてスノーボードを始めたいという人も多いと思います。グラトリをしている人って、大勢で来て、ワイワイ楽しそうにグラトリに挑戦しているイメージ。グラトリを始めたことで、SNSでつながったという人達も多いようです。そういう方々が増えて、スノーボード業界をどんどん盛り上げていってもらえたらうれしいですね。

田口:グラトリは、パッと見て「これなら自分でも練習したら出来そう」という気持ちになれる技なんです。カッコイイけど、とっつきやすい技だからこそ、幅広く方々に人気なんだと思います。

JSBA公認デモンストレーター

田口 瑞樹

カテゴリー
フリースタイル
所属スクール
ウイングヒルズスノーボードスクール
SNSリンク
【Instagram】  https://www.instagram.com/mizuki_gray/ 【Facebook】 https://www.facebook.com/mizukissmark
メッセージ
普段の生活の中では味わえないような解放感の中、全身を動かすことが出来るスポーツはスノーボード以外ありません。
ぜひ一度スノーボードにトライしてみてください!
より効率よく上達を望むのであればスクールが絶対の近道です。
素敵なスノーボードライフになる事間違いなし。
この機会に是非チャレンジしてみてくださいね!

JSBA公認デモンストレーター

本多 未沙

カテゴリー
フリースタイル
所属スクール
シャトレーゼスキーリゾートSISスノーボードスクール
SNSリンク
【Instagram】 https://www.instagram.com/misahonda_18
メッセージ
小学生の時に始めたスノーボードですが、始めた当初に感じた楽しさは今も変わらず、そしてスノーボードを通じてたくさんの素晴らしい出会いもありました。
スノーボードは生涯続けられるスポーツだと思います。
ひとりでも多くの方にスノーボードを安全に楽しみながら上達するお手伝いができればとても嬉しく思います。

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