ストリートで着るように、ゆとりのあるダボっとしたものでカジュアルに着こなせるものが引き続き主流ですね。今年はその中でも、ジャケットの着丈をやや短めにして、パンツを太めに履くのがトレンドですね。ジャケットの着丈をやや短めにして着るのは、メンズもレディースも共通です。 あとはボードと同じですが、アースカラー系のウェアも多いですね。シンプルで飽きがきにくいものが人気でもあります。

一見、「スノーボードウェア」のような化繊素材ではなく、街で着るような素材がトレンドですね。デザインもチェックやコーデュロイといった「これがスノーボードウェア？」というような素材が登場しています。 あとは「シェル」という1枚の生地で作られた素材も人気です。中綿がないので動きやすく、また中に着るもので寒さ調整できるので、このシェルは引き続き人気ですね。

ゆったりとしたルーズタイプのものですね。スノーボードをする方の中には動きが激しい滑り方も多いです。特にグラトリ（ゲレンデで板を回したり跳ねたりトリックすること）やパークに入る方はダボッとした形を好みますね。

ジャケットの丈を短くするのに、「スナップボタン」や裾の部分をシェイプできる「ドローコード」が付いています。この紐を緩めれば丈長で着られますし、締めれば丈を短くして着られます。 シェルについては、2枚仕立てのシェルも登場しています。外側のシェルと内側のシェルを別々に作って、後から圧着してるものですが、薄手ながら保温性があるシェルも登場しています。

メンズでは「ANTHEM（アンセム）」が人気で、ジャケットの裾にある「ドローコード」を締めて丈を短めに見せて着こなせるものが登場しています。他にもカジュアルに着こなせるものとして「VESP（ベスプ）」というブランドも人気です。街で着るようなデザインのスノーボードウェアですが、防水も大丈夫で、耐水圧も10,000mmあるので雪山でも問題ないですよ。

「6KNOT（シックスノット）」はメンズの「ANTHEM（アンセム）」のレディースモデルで、こちらも丈が短くできる仕様のウエアです。他には定番の「ROXY（ロキシー）」や「OP（オーシャンパシフィック）」、「BSRABBIT（ビーエスラビット）」も人気です。「ROXY」や「OP」はセット品でも購入可能なので、初心者には特におすすめですね。「BSRABBIT」はユニセックスのブランドなので、メンズでも着れるサイズ感で個性的なブランドです。

「THE NORTH FACE（ザ・ノース・フェイス）」は人気ですね。中でも、防水機能のある「GORE-TEX（ゴアテックス）」を使ったもので、パウダーガードも付いている「LAYBACK（レイバック）」が人気です。今までは2レイヤー*のものでしたが、今シーズンから3レイヤーのものが登場しています。人気の理由は軽くて丈夫で街での着用も可能だからだと思います。3レイヤーは一般的にタイト目なデザインが多いのですが、「THE NORTH FACE」の3レイヤーはゆとりがあるのでとても人気です。 ※レイヤー：生地が何層になっているかを示す

オンラインであれば19,900円からのセットを取り揃えています。ショップですと、12月くらいからセット商品が登場します。29,900円から販売していて、39,900円、49,900円、59,900円とバリエーションも豊富です。ネットでの購入だとサイズ感がブランドによってまちまちなので、ショップに足を運んでバリエーション豊富な中から選んでほしいと思います。

セット商品には基本的にジャケットかパンツ、どちらかにパウダーガードが付いています。初心者の方は転ぶことが多いので、どちらかにパウダーガードが付いているものを選ぶと雪が入りにくくて良いと思います。

初心者はケガ防止用のヒップガードやニーパットを着用すると思うので、それをアンダーで着用しても問題ない太さのものを選ぶと良いですね。

ウェアに書いてあるので、タグなどを確認するといいと思います。一般的に耐水圧10,000mm以上のものをおすすめしています。

耐水圧機能があっても撥水スプレーの使用をおすすめしています。かけておくと汚れも落ちやすくなり、経年劣化も防ぎやすいからです。ジャケットとパンツで1本ずつ使い切るくらいかけておくと安心です。

ポケットの数やリフト券ホルダーの有無、リストガードがあるかも確認した方がいいですね。リストガードは手の甲を覆ってくれる機能で、これがあるとグローブの間から雪が入ってこないので、付いていると良いと思います。

オーバーグローブというウェアの袖部分を覆うことができる長めのグローブがトレンドですね。雪も入りにくいので、このようなオーバーグローブが最近増えつつあり、人気でもあります。

ミトンタイプが人気ですね。他には左右でデザインが違うものや、防水性を備えたGORE-TEX素材のものも人気ですね。

グローブにはミトンや5本指に分かれているタイプがありますが、自分の好みやウェアに合わせて選んでもらうとよいと思います。ただし、初心者は頻繁に手を着くことが多く、グローブが沁みてくることもあるので、GORE-TEX素材のものをおすすめしています。

ムラサキスポーツのオリジナル商品の「Three Weather（スリーウェザー）」というブランドのグローブは、GORE-TEX素材を使用していますが、11,000円（税込）と比較的てが届きやすい価格で販売しています。他のブランドですとGORE-TEX素材のものは15,000円ほどするのが主流なんです。「Three Weather」のグローブはミトンタイプや5本指タイプのほか、コーデュロイのものもあり、色も黒・グレー・ベージュと種類も豊富なのでおすすめですよ。 また、手の甲にはポケットが付いており、このポケットにICチケットを入れることも可能です。価格・機能・利便性も兼ね備えているので、イチオシのグローブです。

あった方がいいですね。実はグローブは洗濯ができないんです。そのためインナーグローブがあると、汗をかいたとしてもインナーグローブを洗えば問題ありません。今はスマホ操作もインナーグローブできるようになっていて、寒さもしのげるのでぜひ使ってほしいですね。

ムラサキスポーツのオリジナル商品である「Three Weather」のインナーがおすすめです。実は、一番最初に着る肌に触れるインナーがとても重要なんです。ただ暖かいだけだと動いたあとに汗をかいて、冷えたら寒くなってしまいます。スポーツ用のインナーは速乾性があって、サラッと着られるものを選んでもらった方がいいんです。 またトップスだけでなく、ボトムスのインナーも必要です。ケガ防止の観点からヒップガードやニーパッドの機能も兼ね備えたものがあるので、着用をおすすめします。ケガ防止や寒さ対策だけでなく、ボーダーは膝をついて友達が降りてくるのを待ったりすることもあるので、パット付きのインナーだと寒くなくていいですよ。

スタイルやこだわりにもよると思いますが、セット品や当店のオリジナル商品の購入であれば、数万円ほどで購入できるのではと思います。

滑るスタイルによっても変わりますし、こだわる方はこだわるので、一概にはいえないですね。もし、パークに入る方だと上半身やひじ・ひざにプロテクターを付ける方もいるので、それなりに金額は張ると思います。

ボードなどのギアもそうですが、レンタルはその都度費用が発生します。レンタルよりも購入した方が愛着も湧きますし、また「スノーボードに行きたい」と思えるので、購入の方がおすすめだと思います。