長野県白馬村、23-24冬季シーズンの観光客数が前年比123%、過去20年で最高値に。村内スキー場来場者は延べ80万人を突破 | スキーNAVI

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長野県白馬村、23-24冬季シーズンの観光客数が前年比123%、過去20年で最高値に。村内スキー場来場者は延べ80万人を突破

一般社団法人白馬村観光局(所在地:白馬村北城7025、代表理事:伊藤英喜)は、2023-24冬季シーズンの観光客入込数や村内スキー場利用者数のデータを分析した結果、11〜2月末までの村内への観光客数は前年と比べて123%、コロナ前の2019-20シーズンと比べても121%と、過去20年で最高値を記録したことをお知らせします。村内の4エリアすべてのスキー場でも前年110%以上を記録し、インバウンド観光客も含む延べ80万人以上のお客様にご来場いただきました。白馬村の冬季シーズンは例年11月末〜5月のGWまでとなりますが、シーズン中盤にしてすでに昨シーズンの累計人数にも迫る数字となっており、白馬村はかつてない盛り上がりを見せています。

INDEX 目次

  1. 2023-24の村内状況と観光客入り込み数について
  2. 白馬村内の4エリアのスキー場すべてで、利用者数が前シーズン比110%以上を達成
  3. 3月に入って異例の降雪。中旬より春料金がスタート!

今シーズンは暖冬により苦しい積雪状況が続きましたが、3月に入って異例の降雪に恵まれ、3月としては過去10年の間では2014-15シーズンに次いで2番目に多い降雪量を観測しました。

本日時点ではトップシーズンにも劣らない雪質と積雪量をキープしています。

春もまだまだスキー・スノーボードが楽しめ、滑る以外の娯楽も多くなりますので、ぜひ春の白馬にもお越しください。

2023-24の村内状況と観光客入り込み数について

長野県白馬村は近年「オールシーズンリゾート」として年間を通した観光客誘致に力を入れておりますが、それでもスキー・スノーボードができる冬季の需要は高く、例年春から秋のグリーンシーズンと同等程度の観光客がウィンターシーズンに訪れています。冬季(11〜5月)においては、コロナ前の2019-20シーズンは113万人前後の観光客数となっておりましたが、コロナ禍の2020-21には71万人まで落ち込みました。その後少しずつ回復傾向にはあったものの、2021-22、2022-23と、コロナ前の観光客数は上回らない状況が続きました。


しかし今シーズンは4年ぶりに制限のない冬ということで、インバウンド観光客も含めて相当数のお客様の来訪が期待されており、新しい飲食店や宿泊施設が開業するなど、地域事業者や住民たちも観光客を迎え入れる空気がありました。期待通り2023年12月の観光客入り込み数は224,000人と、2019-20シーズンの204,800人を1.1倍で上回る結果からスタート。1〜2月にかけては年末年始や豪州のホリデー、中国の春節といった国ごとの休暇に合わせてインバウンド観光客も増え、2024年1月には416,800人、2月には437,900人の国内外観光客が白馬村を訪れています。11〜2月の合計で前年比123%と、大幅な増加を記録しています。



外的要因としては、2022年の北京冬季五輪や中国の国策などの影響で主に中華圏におけるスキー・スノーボード人口がこの数年内に急増していることや、昨年までは渡航制限により来日できなかった国からの訪日客も解禁されたことが考えられます。また内的要因としては、海外観光客が来られなかったコロナ期間中に、豊富なパウダースノーをSNSなどで発信し期待感をつくってきたことや、渡航制限が緩和されてから積極的に海外の旅行会社などとコミュニケーションを取り、インバウンド誘客が上手くいったことが挙げられます。国内観光客に対しては、コロナ禍にグリーンシーズンの誘客を強化してきたことでスキーヤー・スノーボーダー以外でも白馬を好きになる人が増え、その層が「滑らなくても楽しめる白馬」の魅力を感じて冬にも再訪してくれたことが考えられます。グリーンシーズンに先に訪れていた人や滑らない観光客が増加していることは、観光局への問合せなどから感じています。

白馬村内の4エリアのスキー場すべてで、利用者数が前シーズン比110%以上を達成

白馬村内にある4エリアのスキー場の利用者数も、概ね観光客数の伸び率に比例しています。各スキー場の2月末までの利用者数を昨シーズンと比較すると、エイブル白馬五竜&Hakuba47は126%、白馬八方尾根スキー場は114%、例年3月末で営業終了する岩岳スノーフィールドは115%、同じく3月末で営業終了するWhite Resort白馬さのさかはリフト稼働を増やしたこともあり200%となっています。



村内すべてのスキー場で昨シーズンの利用者数を上回り、やはりスキー・スノーボードをしに白馬村を訪れる人が増加していることがうかがえます。村内スキー場では週末や降雪時を中心に駐車場が満車で停められないほど来場者が殺到していましたが、溢れたスキー・スノーボード客が他スキー場に移動したことで、4スキー場にバランスよく利用者が流れたというメリットも推測できます。このうちインバウンド観光客のスキー場利用の伸び率は特に高く、昨シーズンとの比較だと256%、コロナ前の2019-20と比較しても141%と増加しております。


2023-24は暖冬により小雪のシーズンとなったため、降雪量が平年並みであればさらに多くの観光客・スキー場利用者があったと見積もれ、来シーズン以降に向けてまだ伸びしろがあると当局としては考えております。また、燃料価格や物価の高騰によりリフト券の大幅な値上げをしたスキー場もある中、利用者数が落ち込んでもおかしくないことも考慮すると、実際の数値以上にポテンシャルがあるとも考えられます。

3月に入って異例の降雪。中旬より春料金がスタート!

今回発表するのは2月末時点のデータですが、3月に入ってから異例の降雪が続きトップシーズン並みのパウダースノーに恵まれており、3月も大きな数値となることが期待できます。
気象庁のデータで白馬村の過去10年間の降雪量を見ると、下図に太線で示した2023-24は11〜2月の降雪量が平均より少なく、2月に至っては過去10年で最も少ない降雪量となりました。

しかし3月に入って急上昇し、シーズンを通して非常に雪が多かった2014−15シーズンに次ぐ2番目の降雪量を記録しています。
2月よりも3月のほうが降雪量が多い年は、過去10年では前例がありません。
下旬にかけて寒波予報も出ているため、まだまだ白馬らしい雪質をお楽しみいただくことができます。

白馬八方尾根スキー場では3月11日(月)から、エイブル白馬五竜&Hakuba47では3月15日(金)から、春料金でのリフト券販売が始まります。大人1日券の場合1,000円以上お安くなり、繁忙期を避けてお得にスキー場を楽しむチャンスです。
白馬岩岳スノーフィールド、White Resort白馬さのさかは3月中に営業終了となるため、お早めにご来場をおすすめいたします。

先月までは世界各地からの観光客が連日訪れさながら海外リゾートのようでしたが、3月に入るとインバウンド観光客の数は落ち着き、人口約9,000人の村らしい穏やかな雰囲気も楽しんでいただきやすくなっています。
例年の2月の平均日照時間が96.1時間であるのに対し3月は136.9時間と、陽が出ている時間が1.4倍ほど長くなるのも魅力です。晴天率の高いスキー場は気軽なレジャーにも適し、過ごしやすい気候となる春はイベントやアウトドアフェスなども開かれるため、冬とはまた違った白馬の魅力を感じていただける季節です。白馬村はGWまでをウィンターシーズンとして、世界中から愛される国際スノーリゾート・白馬の魅力をお届けしてまいります。

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