エイブル白馬五竜、23-24シーズンのスキー場来場者数が過去20年最高を記録。前年同時期比123%と好調 | スキーNAVI

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エイブル白馬五竜、23-24シーズンのスキー場来場者数が過去20年最高を記録。前年同時期比123%と好調

株式会社五竜(所在地:長野県北安曇郡白馬村、代表取締役社長:伊藤英喜、通称:白馬五竜)が運営するスキー場「エイブル白馬五竜」は、2023年11月から2024年2月末時点までの来場者数が過去20年最高を記録し、ウィンターシーズン半ばにしてすでに昨シーズンを上回る売上を達成しました。シーズン前半までの中間報告として、営業実績や今季の取り組みについてお知らせいたします。

INDEX 目次

  1. 来場者数・売上額が過去20年間最高を記録したスキー場「エイブル白馬五竜」
  2. スキー場営業好調に寄与したと考えられる五竜の取り組み

来場者数・売上額が過去20年間最高を記録したスキー場「エイブル白馬五竜」

2023−24冬季シーズンのスキー場「エイブル白馬五竜」は2023年11月30日より営業を開始し、2024年2月末までの時点でエイブル白馬五竜とエイブル白馬五竜IIMORIを合わせた来場者数が昨シーズンの総来場者数を上回り、過去20年間の同じ期間と比較したときの最高値を記録、前年同時期との比較では123%となりました(*1)。

そのうちオンラインチケットの販売数が14%と、昨年の4%から大きく伸ばすことができ、今年から特にオンライン販売に力を入れてチケットセンターの混雑を緩和できた多くのお客様を受け入れる体制ができたことも、成果に繋がったひとつの要素と考えられます。

また、今シーズンはリフト券価格を大人1日券で6,000円から7,500円に値上げしたこともあり、株式会社五竜としての同期間の売上額に関しても過去20年間において最高額を記録しています。

(*1) ウィンターシーズン前半の11〜2月で比較

下図は2月末までに「エイブル白馬五竜」を訪れたインバウンド客の国別比率です(*2)。オーストラリアが37%と最も多く、続いて香港16%、シンガポール12%、中国9%、台湾8%、アメリカ8%となっています。

ヨーロッパ圏からは多くはなく、中華・アジア圏からの来客が大半を占めています。白馬エリア全体としてオセアニアからの集客には成功しているため、白馬五竜としては中華・アジア圏向けのプロモーションに力を入れており、その結果がしっかりと表れた形になりました。

(*2)オンライン購入における構成比

今シーズンはリフト券価格の値上げもあり、当社としてもお客様からの反応に不安もありながらのスタートでしたが、値上げにより利用者数が減ることはなく、逆にサービス向上に対する好意的なご意見を数多くいただきました。

圧雪のクオリティや、安全を最優先に考えながらもサービスを維持する姿勢を評価していただき、どんなコンディションの日も五竜のゴンドラ・リフトは安定して営業していることが多いなどとお客様からの信頼につながりました。

スキー場営業好調に寄与したと考えられる五竜の取り組み

記録的な成果を残せた背景には、コロナによる渡航・観光制限の全世界的な解除や、インバウンド観光客の日本旅行需要増加、中華圏におけるスキー・スノーボードブームといった社会背景が挙げられます。

また、白馬地域内の事業者や他スキー場の努力もあり、観光地としての「白馬」そのものの認知度や人気も高まってきたことも考えられます。
外的要因の影響も大いにある中、株式会社五竜としては以下のようなことに取り組んでまいりました。

①リフト券販売・レンタルのオンライン化や最新テクノロジーの導入

事前にオンラインでリフト券を購入し、窓口に並ばず自動発券機で発券できる、オンラインリフトチケットの仕組みを導入・利用促進しております。混雑緩和や発券時間の短縮により、お客様にストレスなくご利用いただくことを目的としており、利用促進の効果が見えはじめました。
また、スキー・スノーボードのレンタルシステムや、キッズルームの予約等もオンラインに切り替えるなど、施設全体でテクノロジーを活用した効率化を図りました。

②定期的にイベントを開催し、SNSを活用して盛り上げ

バラエティ豊かなイベントも白馬五竜の目玉のひとつとなっています。エイブル白馬五竜には、GORYU PARK(ジブパーク)、GORYU WAVES(ウェーブコース)、GORYU BUMPS(コブコース)などの多彩なパーク・コースがあり、それぞれの主催者によるイベントも充実しています。
GORYU WAVESのイベントが行われた2月23・24日はシーズン最多の来場者数を記録するなど、イベントの開催は集客に大きく貢献しています。
年越しカウントダウンイベントや五竜ナイトなどはインバウンド観光客からも人気の高いコンテンツとなりました。

③圧雪やパトロールの努力により、高品質なゲレンデを維持

エイブル白馬五竜では圧雪オペレーター、リフトマン、パトロールなどの熟練の現場スタッフの技術と努力により、高品質なゲレンデの提供にこだわってまいりました。毎朝決まった時間にSNSで積雪状況やコース状況を共有し、個性豊かなパトロール隊員たちが更新したパトロールブログをSNSでも共有しています。ゲレンデ品質は定量的に示しづらい部分ですが、「他が強風で止まっても五竜のリフトは動いている」「圧雪のクオリティが高く安定している」といった評価を頂くことも多く、地道な姿勢をお客様から信頼していただけていると考えられます。

土日祝日のみの朝7時からのサンライズ営業や、毎日18時からのナイター営業も行うことで、時間帯によって雪質や景色の異なるゲレンデを提供し、何度来ても新鮮な楽しみが味わえることもファン獲得につながりました。

④ベースセンター「エスカルプラザ」をはじめとした設備の利便性を向上

地域最大級のベースセンター「エスカルプラザ」は五竜を訪れる理由のひとつになっており、今シーズンは新店舗オープンや新システムの導入など、細かなサービス改善に力を入れました。テストライドセンターを新設した「BURTON STORE」が拡大リニューアルオープンしたほか、安曇野市で人気のりんごカレー&スパイス専門店「RINGORILLA」が初出店。軽食、デザート、カフェなど気分に合わせて選べる飲食店を揃えています。また、キッズルームをアクセスしやすい場所に移動したことにより、お子様連れの利用者も目立ちました。

今シーズンよりリフト・ゴンドラの運行、エスカルプラザなどの施設、その他すべての設備を再生可能エネルギー100%による運営に切り替えたことも、雪と自然を愛する皆様に白馬五竜を選んでいただける理由のひとつになったと考えています。

⑤優秀なスタッフの貢献と、営業推進部の国際化によるインバウンド誘致強化

冬季シーズン開始を前に採用特設サイトを立ち上げ、目標としていた180人の冬季スタッフの採用に成功いたしました。リフト券値上げ分を給与に反映させることで、スキルを持った優秀なスタッフからの応募も多く、万全な体制でウィンターシーズンに入ることができました。

また株式会社五竜の営業推進部では、6名中3名が海外(中国・香港・台湾・イギリス)にルーツがあるスタッフとなっており、現地向けのプロモーションやイベントに冬前から力を入れてきたことも、インバウンド観光客の誘致に繋がりました。当スキー場は白馬内の他スキー場に比べて中華・アジア圏からの来場者割合が多く、中華圏で縁起が良いとされる「竜」が名称に含まれていることから、竜をモチーフにしたイベントコンテンツやプロモーション施策も考案しました。英語・中国語・日本語が堪能で文化背景を深く理解したスタッフの活躍がありました。

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