
白神山地とは、秋田県北西部と青森県南西部にまたがる約13万haに及ぶ広大な山地帯の総称です。
人為の影響をほとんど受けてない原生的なブナ天然林が東南アジア最大級で分布しています。
人為の影響をほとんど受けてない原生的なブナ天然林が東南アジア最大級で分布しています。


このブナ天然林には、ブナーミズナラ群落、サワグルミ群落等をはじめ多種多様な植物が生育し、高緯度にもかかわらず、ツキノワグマ、ニホンザル、クマゲラ、イヌワシ等の非常に多くの動物が生息し、白神山地全体が森林博物館的景観を呈しています。
特に世界遺産地域は、最もよく原生状態が保たれており、その価値は極めて重要であると評価されています。
特に世界遺産地域は、最もよく原生状態が保たれており、その価値は極めて重要であると評価されています。


青森県で初めて見つかったナデシコ科の植物で、6月頃に直径2㎝くらいの可憐な白い花を咲かせます。


ハナシノブ科に属し、標高1,200m前後の風の強い草原に生育していることが多い。7月頃に青い花を咲かせます。


青森県で初めて見つかったベンケイソウ科の植物で、崩壊斜面や岩場に育成し、10月頃に白い花を咲かせます。


大型の草食哺乳類。ウシ科の仲間でも原始的な種類で、生きた化石ともいえます。日本のみに生息し、国の特別天然記念物に指定されています。


オナガザル科のサルで、白神山地にもいくつかの群れが生活しています。環境省のレッドデータブックでは、下北半島・東北地方のものは、保護に留意すべき地域全体群となっています。


体長120~145㎝、体重70~120㎏で本州に生息する最大の陸上哺乳類。雑食性ですが、植物を食べる割合が多いです。ふだんは巣穴に住まず、冬ごもりの時だけ大木の樹洞や岩穴を利用します。


国内のキツツキの仲間では最も大きいもの。
北海道と本州北部に生息しています。カラスくらいの大きさで、体色は黒。国の天然記念物に指定されています。


翼長2mを超える大型ワシ。後頭部に金色の羽があります。山岳地帯に生息し、切り立った崖に営巣しています。個体数はかなり少なく、国の天然記念物及び、国内希少種に指定されています。
白神山地でどこを見るか悩んでいる方は必見です。


白神山地内ブナの原生林散策。
世界遺産登録地域から20㎞ほど南の白神山中に位置するブナの原生林。広大なエリアは一切の手が加えられておらず、樹齢300年を超えるブナが鬱蒼と茂り、白神山地核心部と同様の森林景観を保っています。
世界遺産登録地域から20㎞ほど南の白神山中に位置するブナの原生林。広大なエリアは一切の手が加えられておらず、樹齢300年を超えるブナが鬱蒼と茂り、白神山地核心部と同様の森林景観を保っています。


白神山地内の広大なブナの森に点在する湖沼群「十二湖」散策するコース。所要時間は90分/180分/200分とモデルコースが設定されています。十二湖とは広大なブナの森に点在する神秘的な33の湖沼群の総称で、津軽国定公園の一部となっています。
標高150m~250mの起状の多い台地に、約4k㎡にわたって点在する33湖沼群は、大崩の展望台から見下ろすと12の池が見えるので、十二湖と呼ばれています。
標高150m~250mの起状の多い台地に、約4k㎡にわたって点在する33湖沼群は、大崩の展望台から見下ろすと12の池が見えるので、十二湖と呼ばれています。


※暗門の滝歩道は、大雨による増水等で通行止めとなる場合があります。
通行状況の確認を行ってください。
通行状況の確認を行ってください。

ブナのほか、楓や松などの老樹が生い茂り、神秘的な雰囲気を漂わせる渓流沿いの歩道を登り、白神山地でも有名な名勝の一つ「暗門の滝」を訪ねるコースです。
3段からなる滝で上から順に「一の滝」42m、「二の滝」37m、「三の滝」26mが点在し、いずれも迫力のある姿をしています。付近一帯は、けわしい岩壁に囲まれ、ブナ・松などの老樹が生い茂っています。
3段からなる滝で上から順に「一の滝」42m、「二の滝」37m、「三の滝」26mが点在し、いずれも迫力のある姿をしています。付近一帯は、けわしい岩壁に囲まれ、ブナ・松などの老樹が生い茂っています。


雄大な白神山地のパノラマを一望する津軽峠をスタート地点に、約4時間でブナ林の中を下るコース。



白神山地トレッキング、十二湖観光の拠点としてもご利用できます。


くろくまの滝駐車場から徒歩約15分。
