大自然の絶景、文化・歴史を感じる史跡など、一生に一度は行ってみたい日本の世界遺産。にぎやかな旅行もいいけれど、自然・文化・歴史に触れ、過去に思いを馳せる。そんな知的好奇心・探究心を満たす旅に出かけてみては?
家族旅行・お子様連れにうれしいサービス
- ご存知ですか?幼児・添い寝料金
- 3歳未満(0~2歳)のお子様で、食事・ベッド(寝具類)を利用されない場合、旅行代金は「無料」となります。
3~5歳(未就学児)のお子様で、食事・ベッド(寝具類)を利用されない場合、旅行代金は「幼児料金」となります。
- ※幼児料金(添い寝利用にて航空機のみ利用の場合)のお子様は1室利用人数に含まれません。また寝具1台につき1名までの対応となります。
- ※ご利用の宿泊施設によっては、上記によらず現地施設使用料が別途かかる場合がございます。該当の宿泊施設につきましては、ツアーの詳細画面に記載されている料金をご確認のうえ現地にてお支払いただきます。
知床原生の自然が残る、日本最後の秘境
北海道の東端、オホーツク海に突き出した半島「知床」。アイヌ語の「シリエトク(大地の突端)」が語源とされ、そのロケーションはまさに地の果て。原生林に覆われた手つかずの自然が残り、ヒグマやエゾシカなど野生動物が多く生息する知床では、ダイナミックな景観や希少な動植物の観察が大きな見所。
観光の拠点としては、知床半島西側のウトロと東側の羅臼があり、半島を横断する知床横断道路で結んでいる。ウトロ側では、知床五湖、オシンコシンの滝、フレペの滝など雄大な自然が楽しめ、羅臼側では船から野生動物を観察できるホエールウォッチングなどが人気。
知床は北海道の温泉地としても有名で、比較的大型のホテル・旅館はウトロ側に集まっている。オホーツク海に沈む夕日を眺めながら天然温泉を楽しみたい。
世界自然遺産・知床観光におすすめ
白神山地東アジア最大級の規模の原生的なブナ天然林
白神山地とは、秋田県北西部と青森県南西部にまたがる約13万haに及ぶ広大な山地帯の総称。人為の影響をほとんど受けてない原生的なブナ天然林が東南アジア最大級で分布している。
このブナ天然林には、ブナーミズナラ群落、サワグルミ群落等をはじめ多種多様な植物が生育し、高緯度にもかかわらず、ツキノワグマ、ニホンザル、クマゲラ、イヌワシ等の非常に多くの動物が生息し、白神山地全体が森林博物館的景観を呈している。
特に世界遺産地域は、最もよく原生状態が保たれており、その価値は極めて重要であると評価されてる。
世界自然遺産・白神山地観光におすすめ
北海道・北東北の縄文遺跡群縄文時代の人々の生活と精神文化を伝える資産
青森県にある三内丸山遺跡は、約5500年前から4000年前まで続いた日本最大級の縄文集落遺跡。発掘調査によって当時の竪穴住居跡や貯蔵穴、縄文土器や石器、土偶や骨角製品などが次々に発見され出土遺物は2000点以上を誇る。出土の多さから、縄文時代の文明の発展を理解する上で貴重な資料となり「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産の一つとして、世界遺産に登録された。
現在は公園として公開され、展示や体験を通して縄文人の生活を学べる「縄文時遊館」や、竪穴住居、大型竪穴住居、3棟の高床建物、大型掘立柱建物などが復元され、当時の生活に触れることができる。体験工房では、まが玉作りやミニ土偶作りといった豊富な体験メニューをご用意。
世界文化遺産・三内丸山遺跡観光におすすめ
古都京都の文化財日本の伝統的な文化や景観を維持している街
「古都京都の文化財」は、京都府京都市を中心に、隣接する宇治市、滋賀県にある延暦寺など合計17ヵ所の寺や神社、城で構成されている。平安時代から江戸時代まで1000年に渡り日本の首都が置かれた京都の文化は、日本の建築、造園、都市計画などの発展に大きな影響を与えてきたこと、建造物群が各時代の建築様式や庭園の代表例であり、自然と調和した景観は日本独自の精神や文化を表現していることが高く評価され、1994年に世界文化遺産に登録された。
金色の舎利殿が眩しく輝く「金閣寺」は特に人気の観光スポットのひとつ。また、「清水寺」は国宝の三重塔、重要文化財が立ち並び、清水の舞台として有名な本堂からの京都市街の眺めは抜群で、桜や紅葉の美しさは別格。
世界文化遺産・古都京都の文化財観光におすすめ
古都奈良の文化財日本の文化や文明の重要な証拠を示している
「古都奈良の文化財」には、東大寺、興福寺、春日大社、春日原始林、元興寺、薬師寺、唐招提寺、平城宮跡の8つの資産で構成されている。日本の歴史に政治的・文化的変化をもたらした極めて重要な時代でもある8世紀(奈良時代)の宗教、生活のあり方を伝えている。またその伝統が現在も人々の生活に息づいている点が高く評価され、1998年に世界遺産に登録された。
奈良の大仏さまで知られる奈良時代創建の代表的な寺院で、都である平城京に全国の国分寺の中心として建立された「東大寺」は、奈良公園エリアの一角にあり特に有名。また、「春日大社」は豊かな森に囲まれた広い境内に、美しい社殿のほかに、国宝殿、茶店、カフェもあり、パワースポットとしても人気。桜や紅葉の季節は美しいコラボレーションが楽しめる。
世界文化遺産・古都奈良の文化財観光におすすめ
厳島神社海中に浮かぶ朱塗りの大鳥居
厳島神社は日本で唯一、潮の満ち引きのある場所に建つ寝殿造りの社殿群と大鳥居。宮島全体が神と捉えられていたため、木を切ったり土を削ることでご神体を傷つけないようにと潮の満ち引きのある場所に建てられたといわれている。
「日本三大鳥居」の一つで、重要文化財にも指定されている大鳥居は、満潮時には海に浮かんでいるように見えるが、干潮時には鳥居の足元まで歩いて渡り、その迫力を間近に感じることができる。日没後は一斉にライトアップされ、昼間とはまた違った幻想的な景色が繰り広げられる。
本殿、拝殿、回廊、平舞台など日本独自の文化を伝える優れた建築様式や島全体が文化的景観を成していると高く評価され、1996年に世界文化遺産に登録された。
世界文化遺産・厳島神社観光におすすめ
「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群島自体が御神体の沖ノ島にある宗像大社
「神宿る島」沖ノ島は島全体が宗像大社沖津宮の御神体。大和朝廷では国家の安寧を願う国家的な祭祀が行われた。宗像大社沖津宮(おきつみや)がある沖ノ島と、島に付随する3つの岩礁(小屋島、御門柱、天狗岩)をはじめ、本土から約11㎞に浮かぶ大島の中津宮と沖津宮遙拝所、本土の宗像大社辺津宮、そして信仰を支えた宗像族の墓とされる新原・奴山古墳群からなる遺産で、2017年世界文化遺産に登録された。
宗像大社は天照大神の御子神として生まれた宗像三女神を祀る神社の総称です。九州本土にある宗像大社辺津宮は三女にあたる、市杵島姫神が祀られています。敷地内にある神宝館は沖ノ島で発掘された8万点もの国宝を収蔵・展示する施設です。収蔵されているのは、当時の技術と意匠の粋を集めた一級品。
世界文化遺産・宗像大社観光におすすめ
明治日本の産業革命遺産(軍艦島)日本の近代化を支えた歴史の証言
明治時代、造船・製鉄・製鋼、石炭産業など重工業分野を中心に急速に近代化をとげた日本。明治時代の産業近代化を支えた炭鉱や造船所、反射炉跡など、九州5県、山口、岩手、静岡の計8県23施設が世界遺産として登録されている。
その遺産群の中でも有名なのが、長崎港から約19キロの海上にある「軍艦島」。かつては炭鉱の町として栄え、隣接する高島炭鉱とともに日本の近代化を支えてきたが、時代の流れとともに昭和49年に閉山。現在は無人島で、当時の高層住宅や学校、商業施設などは廃墟として残っている。島の独特の雰囲気や海上に浮かぶ軍艦のような姿が他にはない景観として人気を集め、長崎港から出発する軍艦島に上陸見学するツアーが開催されている。
世界文化遺産・軍艦島観光におすすめ
屋久島古代の記憶が息づく自然豊かな島
九州最南端の佐多岬から南南西に60kmの洋上に浮かぶ屋久島。島の象徴とも言える推定樹齢7,200年の「縄文杉」をはじめ、『もののけ姫』の舞台のモデルにもなった白谷雲水峡など、神秘的な森、雄大な自然を体感できる島として知られ、5~7月頃にかけてはウミガメの産卵が見られる地としても有名。
観光の中心は、屋久島の森を体感するトレッキングだが、他にも、リバーカヤックやシュノーケル、沢登りなど、山や森だけでなく、海・川のアクティビティも人気がある。島内の宿泊施設は、島らしい雰囲気の民宿・コテージタイプから、温泉旅館、ハイクラスなリゾートホテルまで揃っており、旅の目的に応じて選びたい。
世界自然遺産・屋久島観光におすすめ
奄美大島東洋のガラパゴスと称されるネイチャーアイランド
鹿児島本土と沖縄本島のほぼ中間の洋上に位置し、希少な生物が息づくダイナミックな森と透明度の高い海が人気の奄美大島。広いマングローブ林やアマミノクロウサギに代表される希少な固有種、豊かな森が育む海洋部には、美しいサンゴ礁が広がっている。
2021年7月26日に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会において、亜熱帯の森にアマミノクロウサギなど貴重な固有種が数多く息づく生物多様性が評価され、国際的にも希少な固有種に代表される生物保全上重要な地域であるとして「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界自然遺産登録が正式に決定となった。
世界自然遺産・奄美大島観光におすすめ
徳之島自然豊かで世界的に希少な動植物の生息地・生育地
奄美群島で2番目に大きな徳之島。北部の天城岳や中央部にある島内最高峰の井之川岳から犬田布岳にかけて亜熱帯多雨林に覆われています。その豊かな自然は、アマミノクロウサギやオビトカゲモドキなど世界的に希少な動植物の生息地・生育地になっています。
2021年7月26日に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会において、亜熱帯の森にアマミノクロウサギなど貴重な固有種が数多く息づく生物多様性が評価され、国際的にも希少な固有種に代表される生物保全上重要な地域であるとして「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界自然遺産登録が正式に決定となった。
世界自然遺産・徳之島観光におすすめ
琉球王国のグスク及び関連遺産群国際色豊かな独特の文化
「琉球王国のグスク及び関連遺産群」とは、首里城跡をはじめ、今帰仁城跡、座喜味城跡、勝連城跡、中城城跡の5つのグスク(城跡)と、斎場御嶽、識名園、園比屋武御嶽石門、玉陵の4つの関連遺跡の、合計9つから成る文化遺産。
正殿などの建家の部分がなく、城壁の石垣が遺跡として残っているのみで、石垣そのものの組まれ方や城壁のように、曲線的なラインを生み出す築城技術が高度なものであり、同じく世界遺産であるチリのマチュピチュと比較されるほど。本土にある城跡や建造物とは違った独特な雰囲気があり、5つのグスクはすべて高台にあるので、そこから絶景が望めるのも魅力の一つ。構成遺産のいずれもが数世紀もの間、東南アジアの経済的・文化的交流の中心地として発展した琉球王国の繁栄をうかがわせ、またグスクと呼ばれる城跡の考古学的価値が評価され、2000年に世界遺産に登録された。
世界自然遺産・琉球王国のグスク及び関連遺産群観光におすすめ
西表島原始の森が残る大自然の島
沖縄本島に次いで2番目に大きな島で、90%以上が熱帯・亜熱帯の原生林。最後の秘境と言われる西表島。イリオモテヤマネコなど珍しい生き物や、無数の河川はマングローブの大群落、ダイナミックな滝などの雄大な風景を造りだす。
2021年7月26日に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会において、亜熱帯の森にイリオモテヤマネコなど貴重な固有種が数多く息づく生物多様性が評価され、国際的にも希少な固有種に代表される生物保全上重要な地域であるとして「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界自然遺産登録が正式に決定となった。